今、私は毎朝玄関と瞑想中に1本ずつお香を焚いている。





心地よさを意識して、自分の感情、感覚、五感を味わうように心がけているのだけど、この体の感覚の中で、一番忘れがちな「嗅覚」というのが実は最も重要だと思っています。





なぜなら、





五感の中で唯一、脳の大脳新皮質(人間だけが持つ新しい脳)を介さず大脳辺縁系(動物も持つ古い脳)にダイレクトに刺激が伝わる本能に直結した感覚だから。




※参考記事





そして、嗅覚って「呼吸」しないと感じることができないんですよね。生きることに直結している。





心地よさ、つまり快、不快を感じて判断するのは本能の古い脳の方。





新しい脳の思考と古い脳の判断にギャップがあって、思考が心地よさを妨げるとストレスになってしまう。





マインドフルネスで、今、ここ、の感覚、呼吸に意識を集中させることは、新しい脳の思考をお休みさせて、古い脳を解放させることだろうなと思っています。




※前回の記事から繋がってます。





だからこそ、新しい脳を使わず古い脳にアクセスできる嗅覚が絶大なる効果を発揮してくれる。





香りをかぐ時って、無になれる。頭であれこれ考えられないですよね。





古い脳で感じる快、不快の感覚は本能であり、それは心の声、魂の望む方向性。ここの部分が潜在意識(無意識)とか宇宙のエネルギーにつがっているんじゃないかと思います。




新しい脳の方で働く思考は顕在意識。人間社会の中で生きるための脳。





自分らしく魂の望みを叶えるのに障害があるとすれば、自分自身が作り出してるこの新しい脳でしかない。古い脳と新しい脳のギャップを少なくすることが願望実現や生きやすさに繋がっていくと思っています。





魂にアクセスするには、直通エレベーターの嗅覚を使うのが早い!





お香やアロマを使ってもいいけど、普段の生活の中で、ご飯やお茶、コーヒー、植物、花、お日様の匂いのする洗濯物、風の匂いとか何でも感じてみると、今、ここ、に戻って本来の自分を取り戻すことができます。






ちなみにですが、私が毎日使っているお香は実は父が亡くなった時にお香典でいただいた贈答用のお線香。






実家に大量にあって、母から多すぎて使いきれないからお願いだから持っていってと頼まれ、強制的に持たされたもの。※祖母の時のもまだあって、箱が山積みになっていました。





お墓参りの時に使うだけだとなかなかなくならず…





ある日、そうだ!家で普通に使えばいいじゃん!と思いたちました。





贈答用のお線香って、普通の白檀の香りだけじゃなくて、お花の香りだったりいろいろあって、いいじゃない!ということに。いいお香なんです。白檀もサンダルウッドでいい香り♪だけど。





そこで気付いたんだけど、仏壇でお線香に火をつけて、チーンってお鈴?を鳴らして手を合わせるのって瞑想なんだな、って。





あれも、五感を研ぎ澄ませて自分の魂を感じる時間なんだなと。





誰か自分ではない人、ご先祖様や他の人と向き合っているのではなく、そういう人たちと私のつながりを通しての私自身そのもの、今、ここ、にとどまることなんだと思いました。




私 対 私以外の他者




じゃなくて、




私以外の誰かとの私を含めたつながりの中にいる私




という世界観… 





どこか優しさに包まれていて、自然にありがたさを感じられる。





うまく説明できないけど、そんなことを感じました。





そしてさらに、全然説明できないけどアセアセ、この世界観って引き寄せの法則に通じていると思うんです。





自分とその周囲、宇宙まで全部繋がっていて、その中心には私が必ずいる。私の世界を作るのは私。なんかそんな感じほっこり






そうやってみんながそれぞれ自分の自立した世界を作るって理想的だな~と思うんです。