柱時計 | MEMESTYLE

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きままなブログです(*^_^*)
福祉系の仕事をしています。過去に、店主の店を手伝っていました。(๑˃̵ᴗ˂̵)
店主、、、たまにブログに出没するおっと。
たわいもないことしか書いていませんが、
よかったら、また、遊びにきてください!

素敵なカフェでほっと一息ついていると、背後から、ちょっとだけ不規則に感じるカチコチの音。


振り返ると、柱の上に懐かしい柱時計がありましたおねがい




かれこれ半世紀近く前😅、片道3時間ほどの田舎に伯父が住んでいて、私たちは、長期休みになるとよく泊まりに行っていました。


伯父の家には柱時計があり、昼間はまだ良いのですが、普段馴染みのない時計の音が、夜にボーンボーンと鳴ると、一瞬、ひやぁっとするのでした。


伯父は、とってもユーモアがあり、子どもたちを楽しませる達人で、私たち以外にも従兄弟たちが、入れ替わり立ち替わり遊びに行くほどでした。


伯父は奥さんと離婚したあと、小学生だった二人の子どもを男手ひとつで育てていましたが、長男は、高校卒業目前に事故で亡くなってしまいました。


その頃には、私たちが泊まりに行くことも無くなり、再会したのは、大人になってから、年に1、2回会えばいいほど。

唯一の思い出は、母たちの長兄が容態が悪いと聞き、伯父、母、私、姉の四人で寝台列車で千葉に行った事です。


伯父は、帰りの列車で息子の死を今でも信じたくないと涙ながらに語っていました。


きっと、それは最期の時までずっと心にあった事だと思います。


40年ぶりに再会した従兄弟のお兄ちゃんは、あの頃のまま若いのかな?すっかり歳をとった伯父さんをみて、お兄ちゃんは驚いたかな。


最期にお別れできなかったけど、従姉妹から聞いた伯父さんの顔は、とっても穏やかな表情だったという言葉に、少しだけほっとしました。


夕暮れ時の柱時計のカチコチがノスタルジックで、ちょっぴり感傷的になりました。。。


写真はガトーショコラとカフェオレ。

ちょっとだけうるっとしたけど、食欲はしっかりありました。

伯父さん、食い意地張っててごめんなさい。