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近くの海岸線に出る。
岬の灯台へ向かう。
そこには、
近くの小学生が
絵を描きに来ていた。
駐車場の管理人に料金を払って
車を停める。
灯台の中の
狭いぐるぐる巻きの階段を上がる。
ガラスに囲まれた部屋と
大きなレンズ。
段差の大きいところでは、
手をさしのべる。
べランダ状になった屋外出る。
とても見晴らしがいい。
怖がって、
手すり側には近かづこうとしないか彼女を
むりやり引き寄せたり。
そんな姿は
まるで
恋人どうし。
しかし、
その時は意外と近くにやってきました。
あのときの別れから、
1ヶ月後のことでした。
夜中近くまでかかって、
大きな仕事が一段落して
休みが取れることになった。
彼女に連絡する。
「明日、明後日、時間とれない?」と。
彼女は自営業なので
ある程度時間の融通はつけててくれる。
この点、助かる。
簡単に打ち合わせする。
彼女は新幹線で
私は車で。
中間地点あたりまで出かけることにする。
簡単な準備をして、
まだ暗いうち、
明け方早く出発する。
途中、
落ち合う場所を変更する。
新幹線のほうが、速い。
駅には私のほうが
少し早く着いた。
多少土地勘のある観光地のホテルに予約を入れる。
1ヶ月ぶりに見る彼女は、
少し大人びて見えた。
まあ、
すでに大人なのだが。
私の誘いにうなずいたこと、
この場にあらわれること。
その覚悟が表情に見てとれた。
荷物をカーゴドアに入れると、
なれた感じで助手席に乗り込んだ。
それは、
短くて、濃い旅の始まり。
後には引けない道の
第一歩。


