そんな主賓の方にぜひ語っていただきたい「はなむけの言葉」です。
(いわゆる冒頭の言葉は割愛しています。
別途検索してみてください。)
(導入部分略)
さて、これからの長い結婚生活、時には意見が対立したり、喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
そんな時にぜひ思い出していただきたい話があります。
「群盲、象をなでる」というインドの古いお話があります。
ある盲学校の子どもたちが森へ出かけた際、象に出会います。
ある子どもは象の足を触って「象は太い木のようだ」と言いました。
もう1人は象の耳に触れて「象はうちわのようだ」と言いました。
別の1人は象の鼻を触りながら「象は蛇のようだ」と言いました。
お話ではこの後、象の特長について喧嘩に発展してしまうのですが
賢いお二人ならもうおわかりですね。
どの声も真実です。
しかし、他の重要な特徴については言い表せていません。
夫婦についても同じこと。
物の見方や経験、信念によって言い分は異なるでしょうし、
どちらかの意見が絶対的な真実というわけではないのです。
「どちらの意見も正しい。
だけど全体から見ると、どちらも一部分を言っているに過ぎない。」
そんな風に考えると、釈然としない気持ちが落ち着いてくるから不思議です。
ぜひ仲のよい時もそうでない時も、
お互い力を合わせて、幸せな人生を歩んでいってください。
長くなりましたが、
これをもちまして私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
○○くん、△△さん、本日はおめでとうございます。