人生いろいろ
先日何気なくテレビを見ていたら、「人力舎」というお笑い系のプロダクションがやってる「お笑いタレント養成所」みたいなもののドキュメントをやっていました。
あんまり最近のお笑い番組とか見ないんでよく知らないんですが、「ドランクドラゴン」とか「アンタッチャブル」とかがそこの卒業生なんだとか。
実はワタシ、十数年前にその養成所へ入学するべく面接を受けに行ったことがあるんです。
確かその養成所ができて一発目の入所者募集だったと思います。
ええ、高円寺まで会社休んで行きましたよ。
テレビ局の取材とかも来ててザワザワした雰囲気の中、なんやかんやで40~50名ぐらいは来てたでしょうか。
どう見ても「お笑いタレント」なんか向いてなさそうなヤツがゴロゴロいるんで、(楽勝だな・・・)と思いつつ、4名ずつ呼ばれて面接会場に入りました。
特別審査員は「きたろう」でした(笑)。
どんなお題だったかは忘れてしまいましたがいくつかの質問の後、なんかお題を出されて「何でもいいからやってみて下さい」的なノリでやらされました。
いやあ・・・マジメな顔でとても今からネタ見て笑ってくれそうな感じじゃない人達を前にアドリブをやらされるのは予想以上に苦痛でしたね。
審査委員に言われたコメントだけは今でも憶えています。
「関西のほうの結婚式に行くとこういうヒトひとりはいますね」・・・(苦笑)
まぁ自分でもあんまりうまくできなかったんですが、結果は・・・「合格」でした。
でもいきなり入学金60万持って来いっちゅうんですよ。
しかも1年間は養成所がハードなんでバイトとかもあんまりできないから生活費も用意すること!とか言うんですよ。
「考えてみます」とは言ったものの会場を出る頃にはもうあきらめていました。
その時、同じく面接が終わって帰る女の子がたまたまいて一緒に帰ることにしました。
「どうだった?」
「一応、合格って言われたけど」
「すごい!良かったねー。アタシも合格だった。」
「あれってみんな合格なんじゃないの?」
「アタシもうまくできなかったからそうなのかなって思ったんだけど、面接の前に話ししてた男の子にさっき聞いたら落ちたって言ってたよ。」
「へえー」
「で、どうするの?」
「あ?君はどうすんの?」
「アタシは行く!せっかく受かったんだもん。」
「そっか。頑張れよ!」
「一緒に頑張ろうよ!」
「んー。やっぱオレはやめとこうって思ってる。なんか結構お金かかりそうだし、入学金も用意できないだろうし。」
「そっかー。残念だね。」
「まあでも君は頑張ってよ。テレビとか見とくから!」
「ウン!頑張って絶対メジャーになる!」
あれから十数年・・・。
あの女の子はどうしてるんでしょうか。
アンタッチャブルとかドランクドラゴンは3期生らしいので、彼女が今も頑張っていたら彼らの先輩なんですね。
たら・・・、れば・・・。
人生いろいろです。