今日、久しぶりに図書館の新刊案内をのぞいてみたら・・・
白石一文さんの新刊が出てたんですね
最近全然本屋にも行っていなかったので
新刊が出たことを知らず、うわ~と叫びました。
3月中に
順番がまわってくるといいな~
さて。
昨日のお休み、読書三昧でした。
- 漁師の愛人/森 絵都
- ¥1,365
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漁師になった長尾が属する海辺のコミュニティは
<愛人>を拒みつづける。
採譜の仕事をしながら彼と暮らす紗江は
そのままでかまわないと思っていたのだが・・・
<妻>と私と、ひとりの男の<回復>をめぐる物語(帯より)
短編集です。5編入っていました。
わたしは、『あの日以降』が
いちばん心に残ったかな~
あの日、というのは3月11日のこと。
やっぱり男がいないとだめだ、
という眞由さんの気持ち、
本当によくわかる。
地震や台風や。
非常時には女だけでは心細い。
でも、その結果、思いがけないことになり、
腹をくくった眞由さん。
そんな眞由さんの潔さも。
おーちゃんと別れられないヨッシの迷いも。
カフェから定食屋へ。東京から仙台へ。
一人から二人へ。大きな決断を迫られた
藤子の心の動きも。
それぞれが、同じ女性として
すごく理解できた。
わたしが彼女たちの誰かだったとしても
同じような結論を出したんじゃないかな~。
それに、小西さんとの
何気ないやり取りにも
心が和みました。
森絵都さん、久しぶりに読んだな~。
また何冊か再読してみようか。