改めて、「頑張らなくちゃ」と思った | kariberoさんのブログ

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イタリア在住8年目。
作曲と写真とお酒で毎日を楽しく生きています。
仕事の進捗や日々のボヤキを書いてみます。

読んでくれて、ありがとうございます。


今日もコンサートでした。書きたいことはいろいろ。
いろいろ、思い起こして書きます。



今週の前半、友人の墓参に行ってきました。
日が暮れる前に行かなきゃということで、会社を抜け出して、
夕暮れにはちょっと早いくらいの時刻に、友人と錦糸町の駅で待ち合わせました。
錦糸町からは友人の車で移動。



途中、コンビニでお酒を買いました。この日は酒を持っていくと、決めていたから。
だって僕は、一度もアイツと、酌み交わしたことがないんだから。
運転する友人に話したら、同感だというので、お酒を買いました。



僕は、お墓に行くのは初めてでした。場所を知っているのは、隣にいる友人のみ。
今までは仏壇にお参りさせてもらってきたのだが、もう、それをやめようと、なった。
残された家族の悲しみは、減ることは無いのだ。



面白い話なんですが、

僕と、天国の友人とは中学校の親友。
僕をお墓に連れて行ってくれた友人は、天国の友人の幼馴染。

そして僕と、僕をお墓に連れて行ってくれた友人つまり天国の友人の幼馴染は、
高校で知り合った大親友なのです。


本当に偶然でした。お互いの小さいころの話をしたとき、


「幼稚園のころこういうヤツがいてさ」
「え、俺同じ名前の友達がいるけど。中学の友達・・・」

「え、まさか?」
「まさか?あいつ??」

「うそ―――――!!!!」



僕は、アイツが亡くなった第一報も、この友人からの電話で知りました。
大学近くの商店街をあるいているとき、受けた電話の声がやけに暗くて、ただならぬ予感を、感じたんだった。




お寺には、僕らの他に墓参の人影はなく、遠くで、工場の音がしていた。
ここで意外なことが。友人が、墓の場所を忘れてしまったのでした(笑)


探すと、同じ苗字の墓が3つも見つかりました。

「どれ??」

「えー、なんかどれも違うきがするんだよな・・・」

「違うお墓にお参りなんてシャレになんねーぞ・・・」


二人で手分けして、墓地の中をお墓を探しました。
社務所で火をつけてもらったお線香の束が、着々と短くなっていく汗


お墓を探しながら、思い出していました。
アイツと、中学校でしょっちゅう鬼ごっこをして遊んだことを。
よく廊下や校庭をはしったっけ(笑)


でも「かくれんぼ」は、確かしなかったと思う(笑)


「だからって、今日はかくれんぼかよ(笑)」

「え、今更?(笑)」

「俺たちはさ、大人になったけど、アイツの時間はあのときのままだから、ありじゃない?」


「あれから何年経つ?4年、だよな??」

「ん?ってことは、あいつ22とか23で亡くなったんだよな。」

「だな。どっちにしろいい大人じゃん!かくれんぼしてる場合じゃねー!!(笑)」



でもなかなかみつからなくて、いよいよ諦めて住職に伺いに行こうと、
二人で墓地の出口に向かったとき、
隣を歩く友人が突然首を傾けて、、、

「あった!!おー!あれだ!!あった!!」

「そこ、俺さっき通ったと思うけど・・・」

本当にあった。墓石の側面に、アイツの名前、見つけた。同じ苗字の、4つ目のお墓。
友人の記憶とも、一致。



やっと、会えた。



命日が近いから、すでに、お花が供えてあった。まだ、新しい。
僕らはそのお花の邪魔をしないように、お花の裏側に、携えてきた緑を活けた。

二人で墓を磨いて、それから、お酒を、備えた。
友人が、酒の封をあけた。良い香りがした。


僕は会社を抜け出しているし、友人は運転があるから、飲まなかったけど。

でも、


「よう!飲もうぜ!」


といって、供えた。



それからしばらく、僕たちは黙って、何も言えずにそこにじっとしていた。
時間が流れる感覚だけがあった。
たぶん僕も、友人も、なにも考えていなかったと思う。というか、何も、考えられなかったんだ。


それからしばらくして、あれから何年経ったのか、議論が再燃した。
墓石に刻まれた数字で、判明した。

―――5年

ちなみに、命日も判明した。
実は僕らは、誰も、正確な命日を知らなかった。
命日どころか、なぜ死んだのかも、しらない。誰も、知らない。

毎年、時期が近付くと、お互いのどちらかが、

「そろそろだな」

といって、なんとなく日取りを決めてきた。

僕らが墓参したのは、彼の命日の、前日だった。
そりゃ、かくれんぼもしたくなるだろう(笑)

「これから、何年も経って、何年過ぎたかなんて、ますますわからなくなるんだろうな」

そう、友人と話した。亡き友の墓石に触れながら。
そうだな、ホントに。いつか、もうわからなくなるくらい、年月が過ぎるんだろうな。
それまで、そこまで、生きなきゃな。



帰りの車の中で、友人と言い交したこと。



「頑張るしか、ないか。」

「だな。」



二人で、ため息をついた。何度も、ため息をついた。

僕たちにできること、2つしか、ない。


【1】墓を磨くこと。
【2】いまある命を、フツーに生きること。


よくわからんが、涙が出てくる。


生きていれば、いろんなことがあるよ。


息が苦しくなることも、あるだろう。


でも、生きているんだよな。



みんな、頑張れ!心より。
頑張れ、俺!