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The Great Jazz Trio ‎– Aurex Jazz Festival' 81 / The Great Jazz Trio & Friends With Nancy Wilson
夢の共演とはこのことでしょうか!G.J.T.に往年のThe Jazztetの二人、さらにナンシーのヴォーカル!
素晴らしい出会いは、いつ何時に訪れるか、全く予測不能です。
全く知らない見たこともないアルバム、でもパーソネルを見てドキッとして、なおかつハイ・クオリティ録音。期待と不安と自慢が一緒に一気に押し寄せる、名盤を入手した時とは全く違う、何とも言い難いものがあります。本作は、そんなアルバムです。
純粋に女性ヴォーカルではありませんが、♀ボーカルコレクションNo.73。
東芝 #Eastworld ‎レーベル(EWJ-80209)、76cm/secマスターテープ使用ハイ・クォリティ・ディスク、素晴らしい音質ですね。臨場感、空間、距離感、楽器の音色、ライヴならではの緊張感や一体感まで見事に伝わってきます。
1981年9月2日、Budokan, Tokyoライヴ録音 (1-2) 1981年9月5日、Osaka Festival Hall, Osakaライヴ録音 (1-1, 1-3 to 2-4) 1981年9月6日、Yokohama Stadium, Yokohamaライヴ録音 (2-5) Mixed at Toshiba EMI Mix Down Room Mastered at Toshiba EMI Mastering Room
1981年8月31日にほぼ勢揃いしたメンバー、その日の夜から翌日には全員が9月2日から始まるフェスティバルのリハーサルを開始。東京・代々木NHK放送センターのスタジオ。各グループ、それぞれ別のスタジオで音合わせ、そのリハーサル会場を廻るだけでも興奮。
「グレート・ジャズ・トリオ&フレンズ・ウィズ・ナンシー・ウイルソン」は7階のスタジオ、トリオとファーマー~ゴルゾンが楽譜を見ながら念入りに1曲1曲あたっていくが、お馴染みの曲が次々と出てくるので嬉しくなり、翌日からの「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」の大成功は間違いないと。
来日直前にドラムスがバディ・ウィリアムスに交替。だがこの3人での演奏は1曲目の"On Green Dolphin Street"だけで、他の8曲はすべてゲストが参加。フリューゲルホーンにアート・ファーマー、テナーサックスにベニー・ゴルソン。言わずと知れたThe Jazztet のお二方。さらには後半4曲のみ、ナンシー・ウィルソン女史の歌が入ると言う豪華な構成。
#HankJones (p) #EddieGomez (b) #BuddyWilliams (ds) #BennyGolson (ts) #ArtFarmer (flh) #NancyWilson (vo)
Mastering Engineer - #ShogoTakeuchi
Recording, Mixing Engineer  - #YoshihisaWatanabe , #YutakaTomioka
Executive-Producer - #NobuoOhtani
Producer - #YoichiroKikuchi
ファーマーとゴルゾン、この二人の演奏、久し振りに聴きました。柔らかい音色が私は大好きなんですね。改めて、そう思いました。
1-1 "On Green Dolphin Street" (G.J.T.)
1-2 "Recorda- Me" (G.J.T. + Art Farmer)
1-3 "I Remember Clifford" (G.J.T. + Benny Golson)
1-4 "Stablemates"
2-1 "Whisper Not" (G.J.T. + Art Farmer, Benny Golson)
2-2 "Song Is You"
2-3 "But Beautiful"
2-4 "Save Your Love For Me"
2-5 "I'll Remember April " (Nancy Wilson + G.J.T.+Art Farmer + Benny Golson)
若い時よりも円熟した角の取れた円やかで落ち着いたナンシー・ウイルソンのヴォーカルが最高にいいですね。特に2-3 "But Beautiful"は、身震いしてしまいます。 私が二十歳の時、ジャズは知らない頃ですが、「オーレックス・ジャズ・フェスティバル」の名前は当時有名でしたね。
#jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード
*作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。