上海で大変お世話になったKさんにいただいた”この本”。

寝る前に、そして朝のちょっとした時間にページをめくっている。


一気に読めてしまうのだけれど、そうしてしまうには惜しいと感じるほど

今の僕にはおそらく最も必要なものがこの本にはつまっている。




今回中国に来るにあたってある程度事前に準備をしていたので

予測できたことも多かったけれど、

思わぬ出会いや、予期せぬ出来事も少なくなかった。


旅って、でも、そうしたものでなければ意味がないと思う。

たとえばドラえもんの「どこでもドア」でペルーのマチュピチュに行けても詰まらない。

長いフライトを耐え、現地のホテルのお湯の出の悪さに閉口し、下痢をし、スリにあい、山道で足にまめをつくり、見知らぬ人のやさしさに触れ・・・

そうしてあの頂に立ったとき、僕らは遠い昔、そこを作った人たちの想いの、ほんのかけらに触れることができるのだと思う。


予期せぬ出来事こそが本来僕らが求めているものではないのだろうか。





そんな予期せぬ出来事の積み重ねで、どこへ流れ着くのか、

僕自身楽しみでもある。











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