桜が散り始めた東京。
友人待ちの私@スタバ。遠目に見える白人男性がカッコイイ…
などと見とれていると、なんともド派手な女性が颯爽と
入って来るではないか。パープルのマキシドレス、
ゴールドのピアスと指輪。胸元にはVUITTONのサングラス。
夜の蝶を思わせる格好とは裏腹に、バシッとキメた髪からは
品が漂っている。ちょうど人通りを見渡せる席に座った彼女。
彼女の側を通り過ぎる7割の人が、彼女に注目!
中には二度見する男も(笑)
これだけ人の目を引き付けるなんて!!
私は感動しながら彼女を観察していると、
突然バッグをがさがさと漁り始めた。
そして取り出したのは携帯。
「もしもしぃ?おんめぇ、何してんだぁ?」
とてつもなく大きな声で話し始める彼女と、
一斉に彼女をガン見する通行人。
だって、だって、だって…。
まったく、品があるのかないのか不明な彼女の言葉は
どっからどう聴いても“東北弁”。
ド派手なカッコで、いかにもイマドキな女が
東北弁っ!!
と、心の中でツッコミを入れたのは皆同じであっただろう…。
でも私は確信した。
あーこの女はマジでイイ女だ…って。
(次回へ続く)