(前回の続き)


リナの見合い相手の正体が“夢見少年”だったとは…。
たしかにね、キュンキュンするのはすごく楽しいわよ?


で・も・ね。


リナとF男の結婚にあるのは夢じゃない。
そもそも結婚は夢なんかじゃないし。


ケッコン。
男と女が一緒に生きていくこと。
夫もしくは妻、少なくともどちらか一方は必死になって
働かなければならない、生活費を得るために。
子育てだって、生半可な気持ちでは挑めない。
命をかけて子を守らなければいけないのだ。1分1秒が

戦争のような結婚生活、夢は是非、寝ている時に見て

頂きたい。


夢見少年。
そんな類の男を旦那にするほど、女には余裕もなければ
勇気もない。特に妊娠なんてしたら。女は妊娠すれば女に
なることより母親になることを遺伝子が選択するのだから。
つわり、体のダルさ、出産という未知の体験に対する計り
知れぬ不安。そんなとき、パートナーである旦那に女で
あること(服装、髪形、メイクetc)を求められたら…。
普通の女ならとてつもなく不安になるだろう。
母になる女は自分の外見に構うより、自分の体に宿った
新しい命を何より優先するのだから。


相川七瀬の歌にあるように、

女は“夢見る少女じゃいられない”のよ。
それを理解してる男こそ、最高に素敵なオトコ。


夢見少年…。

結婚worldに足を踏み入れるのは

是非ご遠慮頂きたいものである。


かれんのブラック恋愛計算式