「ずっとキュンキュンしてたい…。」
11月祝日。
雲ひとつない空。簡単にテンションが上がる私とリナは、
お天道様最高!と、はしゃぎながら某公園の芝生の上で
寝転がっていた。ふと、視線を横にやると、リナが勢い
よくコーラを喉に流し込んでいる。かと思えば、今度は
大声で叫び出した。
「甘いのはコーラだけでマジ十分!!」
酷いオッサン声にビビる私。
でも何か面白い話が聞けそう♪と、咄嗟に思った私は
黙ってリナに耳を傾けていた。
☆*:;;;:ずっとキュンキュンしてたい*:;;;:*☆
そう言ったのはリナが結婚前提で付き合っている、F男。
リナとF男は、親を介して知り合ったのだという。
簡単に言えば“お見合い”ってヤツ。
「まぁ、真面目な人だし~。いいかなぁって思って」
ちょっと軽い感じで、リナとリナにメロメロのF男は
付き合いだしたのだった。
しかし!!
結婚について2人が真剣に話し合っていたある甘い夜。
F男は突如こう発言したのだ。
「俺、結婚してもリナには女の子でいて
欲しい。 だって一生キュンキュンして
たいし♪」
この一言を聞いた瞬間、F男への気持ちは皆無になったという。
なるほどね。
F男の正体、それはズバリ夢見少女ならぬ“夢見少年”
だったのだ。
(次回へ続く)
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