12/5にグランドオープンとなるホテル「セトレならまち」
 
昨日は内覧会でした!
 
まず場所ですが....
 
 
猿沢池のほとり、という好立地。
近鉄奈良駅から歩いて6分ほどです。
 
全く新しい建物!気持ちいい!かっこいい!
 

 

 
明治元年より創業150年の老舗旅館「吉田屋旅館」の別館「ホテル大和路」の跡地です。
 
奈良の深い歴史を重んじて、コンセプトは
「奈良を紐解き、奈良を創るホテル〜これまでの歴史がこれからの100年に〜」
 
未来を見据えた、流行にとらわれないホテル。
 
建築はこれまでのセトレとおなじ芦澤竜一さん。
建物にも奈良の伝統が息づいています。
 

 

吉野杉やヒノキ、地元の石や土を使い、伝統的な技術を散りばめています。
 

 

 

 
中庭の真ん中に立つ枝垂れ桜。
 

 

 

 

ご覧のように、中庭を囲むようにお部屋があり、

どのお部屋からも素敵な景色が望めます。

猿沢池、奈良の街並み、そして中庭。

 

ではお部屋に入ってみましょう。

廊下も木の香りで癒されます〜!

 
4階建、一番上の階は天井が高くて広々しています。
 

 

 

 
こちらのお部屋は4人でお泊まりできます。

 

 

 
このコタツが床に収納されて、畳の上にお布団を敷くことができるのです。

 

 

お部屋によってはベッドの横に畳が敷かれて、和のテイスト。

 

 

そして小窓からも猿沢池が見えます。

 

 

なかなかのいい景色です!

夕暮れ時の空も綺麗に染まって素敵です!

 

 
こんな灯籠がお部屋にあったり。

 

 

個性的で、そして飽きの来ない、まさに未来を見据えた造りです。
 

 

 

 

 

 
セトレならまち、入り口から入ると区切られたようなフロントがありません。
 

 

こちらがフロントの役割を果たしています。
なんだかオープンな感じがいいですね。
 
すぐ奥には宿泊者専用のラウンジ。
飲み物(お酒含む)がすべて無料でいただけるサービスです。
 
 
レストランはテーブル席がたくさん並んでおり、きちんと仕切ってあるので、
プライベート感もあって、ゆっくりできます。
 
 
テーブルから中庭を眺める。
 
 
そしてホテルとしては珍しい、丸見えキッチン!
シェフのみなさん、緊張感ありますね〜!
 
 
奥には掘りごたつカウンター。
ここでシェフが目の前で腕をふるってくれます!
なんと贅沢な!
この曲げ木の座椅子も可愛いですよね。
オリジナル家具も要チェックです!
 
そして壁のいたるところで目にする、土壁の模様。
 
これは奈良の古くからの左官法、「ねこづみ」
藁まじりの土を丸めて、積んでいくのですが、
時代とともに洗練され、どんどん滑らかになっていきました。
 
その移り変わりも、壁を通して表現しています。
 
こちらの個室の壁も模様が変わっていってますね。
 
そしてこのホテルの目玉は「匠室」
奈良の伝統産業などの技術、生き様を体感できるお部屋です。
 
 
この外側の格子は釘を使わない構法。
 
凹凸を重ねて組み立てていきます。
釘を使わないので、解体して再構築も可能。
被災地などの仮設建物にも活用できますね。
 
この格子はヒノキ。
天井は竹が使われています。
屋根は杉の皮。
まさに森の中にいるような気持ちいい気が漂います。
 
 
この匠室の外側に出てみると、
面白い塀があります。
 
鉄を使っています。現代の材料。
そこに穴が開いてるのは唐草模様。
夜ライトアップされるとこの唐草模様が浮かび上がります。
 
奈良時代にシルクロードを通って、中国から日本に伝わった唐草模様、
そのシルクロードをイメージした長い塀です。
 
 
この日は生演奏もあり、試食もさせていただきました。
 
小野田料理長からのご挨拶。
 
奈良でもやはり地元の食材を大事に使われるとのこと。
 
セトレといえば地産地消、地域との繋がりもとっても大事にされています。
 
さ、一品目、これはなんでしょう?
なんと奈良漬が使われます!
 
〜和魂洋才〜フォアグラと奈良漬のエクレア。
シューの間に挟まれたフォアグラの濃厚な味と、
奈良漬の食感が楽しい!味も合うから不思議。
 
横のソースはパッションフルーツ、乗せるとまた味が変わって面白い。
 
こうゆう発想は他にはなかなかないです!!
 
 
セトレらしい一皿。
〜大地の一皿〜
まほろば赤牛というあまり流通していない奈良の和牛のランプとみすじ
30種類の大和野菜
土に見立てた奈良の片上醤油のパウダーがアクセント
 
野菜はなんとみずみずしい。お肉も柔らかくて甘い!
 
つづいて豚肉です。
〜吉野杉〜
こちらは奈良ブランドの郷ポーク
日本酒を浸した吉野杉とともにオーブンで焼いています。
大和当帰葉を刻んだものをまぶしていて、
ふわっとしたやさしい食感。
こちらも大和野菜を添えて。
 
最後はデザート
 
〜平井さんの柿〜
平井農園の柿のムース、柿コンフィチュール、梨のソルベ、
柿のパウダー、紅茶のクッキー、柿のチップなど。
 
平井さんの柿の木はホテルの中庭にも植えられてるそうです。
セトレスタッフが農園に出向き、剪定するなど、お手伝いしながら交流しています。
 
お食事のあとはテラスで夜景を。
 
ここの階段がこれまたかっこいい。
 
 
ライトアップされた五重の塔が目の前!
 
またセトレに欠かせないライブラリーもあります。
 
ソファとロッキングチェアが最高の座り心地だとか。
 
ここには初めてレコード、ターンテーブルも設けられました!
 
お気に入りのレコードを持って聴くのもいいね。
 
 
外から見るとこんな感じ。
 
 
さて、また客室に戻って、
いろんなお部屋があるのがセトレならまちの特徴かもしれません。
こちらはaeru room
 
コンセプトは「大和心を感じる」
1300年前から受け継がれる平穏な心。
 
例えば奈良の山並みは緩やかで優しい雰囲気。
 
確かに、見てるだけでなんだか落ち着きます。
 
奈良といえば蚊帳。その生地を使ったカーテンは画期的。
 
天井は杉の皮。
 
朝起きて、目を開けた時から奈良を感じられる!
 
そんな随所に奈良の心を感じられるセトレならまち。
 
イベントも色々開催されるそうで、
毎週月曜には雅楽のライブがあります。
セトレの社長さんです。笑

 

 

私も着替えさせてもらいました。笑

 

 

とってもかわいい。フリーサイズだから誰でもok。
こういった衣装も着られるサービスも。
 
そしてこの日はお茶を点てられておりました。

 

 

和の心をたっぷり感じられて、
ほんとに不思議と心穏やかに、気持ちよく過ごせました。
 
このホテルが醸し出してる雰囲気のおかげですが、
ロケーションはもちろん、建物のディテールにいたるまで、
リスペクトの心と、真の心が詰まっているからなんでしょうな。
 

年末年始は満室のようですが、

実は今、とてもお得な宿泊プランがあります!
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