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 韓国時代劇ドラマ「逆賊 民の英雄ホンギルドン」(MBC 2017 30話)を観ています。
 ベテラン俳優キム・サンジュンの迫真の演技に圧倒されていますイメージ 2。キム・サンジュンは1992年からTVドラマ出演をしていますが、2017年にホンギルドンの父親役で、初めて「MBC演技大賞」を受賞しました。
 数作キム・サンジュン出演ドラマを観ましたが、このドラマでの情熱的な演技は素晴らしいです。「大賞」受賞はさすがという感じです。今後もホームドラマの父親役でいろいろな演技を見せてほしいです。
 キム・サンジュンは地味な顔立ちで飄々として、口数が少ない役柄なので、イメージ 3なかなか目立ちませんが、「あなたが私を呼ぶ時」(1997 KBS )のキム・ジス兄の金庫荒し窃盗犯や「折り鶴」(1998 KBS ) ゴルファー役、「警察特攻隊」( 2000 SBS)警官役では、クールさを醸し出しています。
 「逆賊 民の英雄ホンギルドン」では、奴婢なので、主(あるじ)から激しいリンチをうけながらも優しい父親として生きています。普段の穏やかさと違い、非常に激しい情熱を持っていて、一家や子供を守るために、主を訴える行為や、流れ者の親方として堂々と生きています。
 朝鮮第九代王・成宗の時代から第十代王・燕山君に移る過渡期。廃妃や、燕山君の復讐粛清に荒れる時代。
 奴婢を抜け出したキム・サンジュンがどうなるのか、楽しみでもあり、怖くもなります。
 ストーリーが良くてドラマのテンポ展開に小気味良さがあります。演出と脚本が良いのでしょう。

 「逆賊 民の英雄ホンギルドン」


 演出 キム・ジンマン/チン・チャンギュ

 脚本 ファン・ジニョン

 出演 キム・サンジュン ユン・ギュンサン チェ・スビン キム・ジソク イ・ハニ シン・ウンジョン

 
 あらすじ

 朝鮮王朝の身分制度、奴婢と主(あるじ)をベースに、その制度から少しでも自由になれる世の中を目指す、代々続く奴婢のアモゲ(キム・サンジュン)。
 その子として生まれたギルドンには、ある特殊な力(怪力)が備わっていた。 それが不吉な運命を招くと考える父は、息子を守るために奴婢の身分から脱出しようとする。
 そんな中、娘を出産後に亡くなった妻の無念を晴らすべく仇討ちを決意したアモゲ。だが、彼が主人を殺めたところをギルドンが目撃してしまう。
 12年後、全国を旅する行商人となったギルドンは、妓生のコンファこと後のチャン・ノクス(燕山君愛人・朝鮮3大悪女の一人)とその付き人ガリョンと運命の出会いを果たす。間もなく朝廷では第十代王・燕山君が即位。やがてギルドンと燕山君は因縁の宿敵として遭遇する。