BS12で放送中の中国ドラマ「孤高の花」が面白い。古代宮廷、謀略と男女の情の物語。特撮で宙に舞うシーンが多くて最初とまどいましたが、次々と繰り広げられるストーリー展開に目が離せなくなりました。BSなので観ている方も多いと思います。イメージ 1
 原作は女流作家、风弄。2010年に出版した同名小説「孤芳不自赏」

 晋(紀元300年から400年くらい、五胡十六国や南北朝時代)の話。晋、燕、凉、白蘭四カ国が争い、その中でも晋国は国力最強でした。やがて白蘭が力をつけて晋の滅亡へと進み、隠棲していた主人公、楚北捷が晋のために白蘭との戦いに臨みます。

 楚北捷(晋)と白娉婷(燕王家の侍女)の恋愛。楚北捷は武神と称えられる英雄、白娉婷は女諸葛亮と呼ばれるほどの策士です。
 波乱万丈の中で二人は謀略に翻弄されながらも愛を築きますが、白娉婷は楚北捷のために身を隠します。楚北捷は白娉婷は死んでしまったと思い、隠棲します。次に来る晋国の困難に備えて、楚北捷は身分を隠し商売をして財を成します。
 
 52話の”めくら囲碁”は面白かった~。楚北捷の賭博船で、碁盤を見ずに頭の中で対戦する囲碁の勝負。ただ白・黒碁石の動きだけならあきるけれど、白や黒装束の兵士を石にして、戦うという映像的囲碁対決は新鮮な驚きでした。楚北捷と白娉婷は互いに対戦相手とは知らずに対決します。戦局が進むにつれ以前勝負した”手”だと途中で気付きますが、再会は果たしません。二人の再会はいつ?いつなのぉ?と思いながら見てました。54話でやっと再会、二人で武神と女諸葛亮として、白蘭との戦いへと。