その3です。

シェアさせてもらった動画から、文字お越ししたかった部分の抜粋です。

なお、Moonのにほん語さんの動画は、アップ後も訳の修正などを行うことがあるようなので、動画そのもののURLだけでなく一応一覧もリンクしておきます。

『―　サム・ベイリー

あの夜、約50万人もの人々が「MIC」の雲にさらされました。

そして「公式発表」とやらでは死者数は2259人とされていますが、

ICJB（ボパール問題の正義のための国際運動）によると、

最初の週だけでも、死者数が8000人を下回るというのはありえないと述べています。

長期的な死亡者数を考慮すると、

少なくともその数は2014年までに3万人に達したと、ICJBはみています。

ユニオン・カーバイド社の公式見解は、

「この大惨事は、従業員による妨害工作が引き起こした」というものでした。

粗末な容器に40トン以上の「イソシアン酸メチル」を入れて、何十万人もの人々が暮らす傍らに保管する無謀な慣例についての公式見解は、

一切見当たりませんでした。

そして、ラージクマール・ケースワニ氏の記事で大惨事が差し迫っていると警告したにもかかわらず、

ユニオン・カーバイド社は「1982年の時点で安全上の問題はなかった」と主張しました。

これは・・ユニオン・カーバイド社自身の報告です。

私たちにとって、この悲劇がより幅広い問題提起となるのは、

そもそも、こうした化学物質を製造するという不穏な活動です。

ボパールで起きたことは、恐ろしい「急性中毒」の例でした。

しかし、長期にわたる体調不良につながる環境からの「慢性中毒」を見抜くことは、遥かに困難なのです。

これらは「安全だ」と謳われて、一般向けに販売されている商品なのです。

殺虫剤や除草剤の乱用は、「いつ起こってもおかしくない惨事」ではありません。

これは、もう起きているのです。

ほとんどの人は、数々の環境や食料源がどれほど汚染されているのか？を知らずにいます。

もし植物に、虫や菌類が発生したなら、

それは、もうすでに植物に何らかの問題があったということです。

あるいは、その植物に適さない環境下に置かれていたということです。

つまり、これが「Terrain」ということです。

さらに化学物質を追加して、全体的な状況を悪化させている場合ではないのです。

これは、ちょうど大手製薬会社が、

化学物質を治療薬だと謳って、人々を毒してきたのと同じです。

大手ケミカル産業は、環境全体を汚染しています。

自社製品を、農業に不可欠なものだとして売り込むことで。

ボパールの事件から、約40年が経ちました。

犠牲者たちのことを、忘れてはなりません。

そして、惨事が残した遺骨も。

私たちは皆、よりよい方法を学ぶために、最善を尽くせるはずです。

環境と、私達自身を大切にするために』

ボーパールを忘れない～人口85万人のうち、35～50万人を被災させた毒