甲状腺癌と遺伝


◎うちは癌家系


わたしの父方の祖母は32歳で脳腫瘍が見つかり、手遅れで、1年半の壮絶な闘病の末、亡くなりました。
父は当時まだ10歳。
当時の医療では、なすすべがなかったようです。

わたしは白黒の写真に写る30歳前後の祖母しか知りません。

実祖母が若くして亡くなっていることがずっと心のどこかにあったので、自分が癌と告げられたとき「なぜわたしが癌に」という感情はあまりなかったです。

漠然と、いつか癌になるんだろうなとは思っていました・・・。

実は祖父も胃癌、父の親戚には他に大腸癌の人もいて、いわゆる癌家系というものでしょうか。

でも、まさか20代で!?とは思っていなくて。おいおい、って。^^;





◎甲状腺癌と遺伝(資料リンクあり)


まず、甲状腺癌にはけっこう種類があります。

@分化癌・・・乳頭癌、髄様癌、濾胞癌
@低分化癌
@未分化癌

中でも髄様癌は遺伝性が強いことで有名、また一部の乳頭癌でも遺伝性があるとされています。


-----☆神戸の甲状腺専門病院・隈病院のホームページに、説明がありましたので転載いたします。-----


家族性の甲状腺腫瘍
http://www.kuma-h.or.jp/index.php?id=53



甲状腺腫瘍は個人で出るものがほとんどですが、時に家族内の複数の方に見られる場合もあります。家族性の甲状腺腫瘍の原因は食べ物や環境ではなく、遺伝と考えられており、家族性の甲状腺腫瘍は甲状腺内に1個ではなく、多数出現します。そのため手術の時は甲状腺全摘術が必要になります。

その発生率は高くありませんが、家族内に甲状腺腫瘍の方がいる場合、早めに甲状腺の検査(血液検査、レントゲン、超音波検査、細胞診)が必要です。ほかに皮膚のイボ、副甲状腺、乳腺、消化管、副腎などの検査も必要になることがあります。腫瘍がみつかった場合、早期診断早期治療が可能です。



*甲状腺髄様癌(遺伝性)
この髄様癌のうち約40%が家族内に出現します。
家族性の時は、副腎と副甲状腺に腫瘍を伴うことがあります。

*甲状腺乳頭癌(家族性)
乳頭癌のうち2~5%が家族内に出現します。


-----くわしくはリンク先のページをごらんください◎-----





もちろん必ずなるというわけではないですが、家族にいらっしゃる場合は少し気にしてみた方が良さそうです。

わたしも念のため兄妹に、甲状腺を気をつけてみておくように伝えました。

なるときは、なりますから・・・。^^;


何事も早期発見が良いですね。






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