QOL(生活の質)を考えた治療の選択



◎再発の恐怖とともに


とりあえず経過観察になるくらいなので、きっと良いんだとは思うようにしているのですが、
最初「低分化癌」と診断されたときの恐怖は若干のトラウマになっています!^^
メンタルよわいです・・・


「低分化癌」
通常の乳頭癌などの「分化癌」とちがい、比較的進行の早いタイプの癌


それはもう奈落の底に落ちました・・・苦笑
今はなんだかんだ這い上がってますけど。


その後セカンドオピニオンにより、通常の乳頭癌であった可能性も出てきていて(ただし形状は異常)、診断としては微妙な状態なんです・・・。^^;

いや、誤診だったらそれでいいです!
それがいいです!^^





一番辛かったことは、喉頭への浸潤があったおかげで、再発イコール「声を失うかもしれない」に直結していること。
執刀医である主治医からは、再発の可能性が高いと言われています。

なので、再手術+放射線をすぐにしないというのは、本当は少し心配ではあります。



安全を考えるだけでいいなら全摘・放射線が安心、だけど今は、反対側の神経を温存したい。。。

まだうたいたいことをよくよく説明した結果、

よし一旦それでいこうと言ってくださったセカンドオピニオンのベテラン医師の言葉。。


わたし、今後の人生をあきらめられるほど、長く生きてない・・・

まだまだまだうたいたいんです!!><





◎QOL(生活の質)



安心をとるのか、日々の「QOL(Quality of Life/生活の質)をとるのか。


大きな病気になると、こういう岐路に立たされるんですね。



これまで自分のQOLなんて考えたことがありませんでした。

福祉関係の仕事をしていた時には、よく向き合った事柄です。
本人の自己決定を支えるためにどうすればいいか。
どのような障害・病気になっても、その人らしい毎日を送るために、どのような治療とサポートが必要か。





それが我が身に。

医者の口から出た「QOL」の単語に、はっとして。
人生が変わるとても重大な選択」を迫られているのだと、急にこわくなったりもしました。




結局、いのちの次に歌声、のわたしは、経過観察になったのでした。




◎選択に悩む方へ



このようなQOLに関することは、人生を変える選択でもあります。
自分がどのような人生を送りたいのか。いろいろ想像してみる必要があります。

そしてできるだけ、「共感できそうな人」に相談することをお勧めします。



わたしは、長年一緒に歌っていた学生時代の先輩、友人、先生たちに打ち明けました。
わたしがどれほど歌を愛しているか、どのように歌によって生かされてきたかをよく知る人たちです。

いのちの次に歌声という価値観を察してくれる仲間に話すことで、
選択の後押ししてもらうことができ、自信が持てました。

これでいいんだ、って。




だから、決してひとりで悩まないでくださいね。

「誰かの後押し」も、必要なときがあります。






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