はじめまして。かれんと申します。

 

これまで私が関わってきた学習塾のお話をしようと思います。


中学受験塾(サピックス)は一番長く、大学1年生になる春休みから研修を開始し、大学4年生の終わりまで、算数の講師をしました。


あとは、その合間に家庭教師オンライン家庭教師(コロナ禍)、個別教室(トライ)、公文のバイトをしました。そのため、これらの塾の特徴や、どんなお子様に向いているかを私なりの意見とともにお伝えします。

 

数日間に分けて投稿する予定です。本日は1のサピックスについて記載します。

 

1.サピックス

2.公文

3.家庭教師

4.オンライン家庭教師

5.個別教室

 

1.サピックス(中学受験塾)

 

まずは、私が一番長く経験したサピックスからお伝えします。
 

  サピックスの概要

校舎が関東圏(45校舎)と関西圏(5校舎)にしかなく、東京や神奈川に住んでいる方の間では有名かもしれませんが、それ以外の方々にはあまり耳馴染みがない塾かもしれません。

サピックスは難関中学への合格率がとても高く、関東圏では何が何でもサピックスに入塾させたい!という方が多いです。定員がすぐにいっぱいになってしまったり、高学年からだと入塾テストで点数が届かず入塾できない場合もあるため、サピックスに小学1,2年生のころから通わせる方もいます。
 

  予習よりも復習を大事にしています

サピックスは完全復習型の塾で、テキストも毎回その日に配られるため、予習ができません。
つまり、塾でしっかりと授業を聞いて、その範囲内で家庭学習をやれば問題ないということです。

しかし実際は、一度授業を聞いたり板書を写したノートを見ただけでは、お子様一人で解くのは難しい問題も多く、お母さんやお父さんが勉強を見ている家庭が多い印象です。

私自身も、小学生時代(小学2年生2月~小学6年生2月まで)にサピックスに通っておりましたが、私の家庭では両親が勉強を見てくれることはなく、一人で勉強しておりました。それでもちゃんと中学受験をやり切れているので、両親が勉強を見る暇がなくても、問題ないと思います。

また、サピックスには授業後に質問教室という制度があり、分からない問題は各教科の先生に質問することができます。(生徒数の多い校舎では、待ち時間も長くなりますが、、、)

なのでお子様の勉強を見る時間がない方でも、安心して大丈夫です。
 

  他の塾と掛け持ちする?

それでも心配な方は、サピックスの教材を使った個別指導を行っているプリバートという個別塾や、家庭教師をつけるなど、掛け持ちでやっている方も多いので、それも一つの手だと思います。

私は、家庭教師としてもサピックス生を何人も見てきました。しかし下の方のクラスの子が利用している場合が多く、上のクラスの子たちはどうやらサピックス一本で十分なようです。(人によると思いますが)
 

  勉強時間が効率的に確保されている

他の中学受験塾の場合、平日の塾はお弁当持参など、お弁当を食べる時間が用意されているようです。

しかし、サピックスは、平日もぶっ通しで授業をやり、帰ってからお家で夜ご飯となります。そのため、塾にいる時間=勉強時間になります。授業と授業の合間に休憩時間はなく、本当に文字通りぶっ通しの授業です。

小学6年生になると、夜9時まで授業があり、途中でお腹が空いてしまうため、私は当時塾に行く前に急いで軽食を食べ、塾から帰った夜10時近くに夜ご飯を食べる生活をしていました。その結果、ものすごい中学受験太りをしました(笑)
 

  テキストの内容が良い

サピックスのテキストは毎回その日のものが配られ、テキストに直接書き込んで問題を解いていきます

他の中学受験塾では、一年を通して使う教科書のようなテキストが配られ、ノートに問題を解いていくようです。

私は、サピックスのこの書き込み式のテキストがとても好きです。計算式や解き方を書くスペースがしっかりと取られているので、ノートに問題番号を書いて解くよりも、何も考えずに問題だけに集中することができるからです。

また、教科書だと直接問題文に線を引いたりしても、次使うときにはまた消さないと、となるため、書き込むのをためらってしまいますが、サピックスのテキストであれば、裏に全く同じ問題が印刷されているという仕様であるため、塾では何も考えずに書き込めます。

ご家庭に持ち帰ってから、この裏のページをコピーすれば、繰り返し解けるようにすることも可能です。

このように、サピックスはテキストもとても使いやすいと思います。(毎回配られるため、冊数はすごいことになりますが、、、)
 

  学費のこと

私自身は学費のことをきちんとは知りませんが、通っていた当時、母から何度も学費が高いと言われておりました。

「あなたのために、〇〇万円も夏期講習に払った」などと頻繁にお金のことを言われていましたが、小学生の私には金銭感覚はあまりなく、そう言われてもピンと来ませんでした。

子どもを良い中学に通わせたいという親心はとても分かりますが、お金のことで子どもに文句を言うのはよくないと思います。そのため、お子様の中学受験を考えている場合、お金のことをきちんと考えて通わせるか判断すべきだと思いました。

これは私の経験談なので、聞き流して大丈夫です。
 

  どんな子に向いているか

サピックスは入れさえすれば、安心して任せられる塾です。
ただし、向いていないかもしれないと思う子は、やる気がない子です。

サピックスは集団指導塾ですので、やる気がなく授業を聞かないような子であると、全くついていけなくなると思います。

クラスはレベル別で細かく分かれており、授業のスピードや扱う問題の難易度はクラスによって変えているので、やる気のある子(楽しんで塾に通える子)であれば心配いりません。

やる気がなく授業を聞かない子であれば、集団ではなく個別指導塾もしくは家庭教師をおすすめします。

これは実際に通わないと分からないところではありますので、面談などを通して、先生に聞いてみるといいと思います。

また、サピックスは競争主義なところがありますので、競争が苦手な子も向いていない可能性があります。

例えば、毎回先週の授業の確認テストなどがあるのですが、先生によっては一人一人点数を聞くので、生徒たちはみんなの前で自分の点数を言わないといけません。

私自身も、消極的な子であり、点数が低いときは恥ずかしくて点数を言いたくなかったです。

これでいじめがあるとかそういうわけではございませんが、やはり点数をみんなの前で言うのは嫌だなあという気持ちにはさせられます。
 

  まとめ

今回はサピックスについて簡単に紹介させていただきました。

思いつくままに書いただけですので、書ききれなかった部分などがたくさんありそうです。

もし何か聞きたいことがございましたら、質問をお待ちしております。
読んでくださって、ありがとうございました。