狼と羊皮紙 9巻
あらすじ
ライトノベルの狼と香辛料の続編。
主人公の偽者が現れます。
グッときたポイント
人気キャラクターであろう、女商人エーブが主人公コルに厳しい現実を言い放つところ
こんな人におすすめ
わたしの中では8巻のほうが良かったかなあ。
ストーリー自体はよくできていたし懐かしいキャラクターも登場して良かったのは良かったです。
メインストーリーがあんまり進まないから余計に物足りないのかもしれません。
メインストーリーを進めるための話、という印象が強かったかなあ。
舞台背景の解説とかが多くて終わり方もあくまでもメインストーリーを進めていくうちの一つの話、みたいな感じがしました。
もうちょっと事件が派手だったり、町が危機的な状況だったりして欲しい。
どんどん政治の割合が増えていて経済要素が薄れているような気もします。
気がするだけだけど。
まー、前作の狼と香辛料みたいに全面的に経済が出ている話とはもともとが違うんでしょうが、やはり支倉先生には経済の話を期待してしまいますね。
1巻と4巻がよかったかな。
活版印刷の話や大学都市とか中世ヨーロッパらしい世界観は楽しいです。
経済を交えた戦争の話にならんかなとつい期待しちゃう。
前作がそうだったからなあ。
なかなかいいキャラクターなのが、書籍商の人。
やはり知識があるベテランさんがだいぶ助言してるから主人公は活躍できるんだなと思えるのが良い設定かなと思いますね。
前作も続編もそうですが中世ヨーロッパでは大人、少年ではなく青年の主人公というのが、素敵だなと思います。
じゃなきゃいろいろ判断できないし、書物も読めないですよね。
中世ヨーロッパ史に詳しい人は何語の聖書を主人公は読んでいたのかという設定かまで推測してました。
今日本屋さんにて大人向けの小説を探しましたが、なかなかわたしが楽しめそうなのはないですね。
次からアガサ・クリスティを読むつもりです。
今日本屋さんでライトノベルをまとめて紹介してある冊子を見たりしましたが、いまいちよくわからなかった。
今は昔と違ってライトノベルもたくさん出版されてますね。
先ほど主人に狼と羊皮紙の9巻の話をしたら、わたしはかなり楽しそうに話してるらしいんです。
もうちょっと難しい小説が読めたらなあとつい欲が出てしまいますね。