イベントレポート 「清らかな水のように〜私たちの1945〜」 | 岩田華怜ちゃん応援ブログ〝※暫く岩田華怜でお楽しみ下さい〟

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沖縄のひめゆり、女子学徒隊をモチーフにした舞台「清らかな水のように〜私たちの1945〜」

新宿はシアターモリエールで7月24日から公開されました*´︶`*)╯


今回は初日を観覧に行ってまいりましたニコニコ

2016年の「拝啓、ボーカロイドを知っていますか?」以来のシアターモリエール

初日7月24日は19:00からの開演となりますので、仕事を半日有給取って

観覧に行ってまいりました爆笑


初日は最後列の一つ前、ほぼセンターを陣取り全体が見渡せるような席で観覧させていただきました。

舞台は最前3列が中央を空けて、さらに2列分ぐらいを通路として

後列6~7列ほどの特殊な席わけになっております。

舞台開演前には演者さんたちが演目変りで前説に出てきてくれて

観覧中の注意事項を説明してくれます。

これがまた初々しくていいですね照れ

そして初日は約5分の押しで開演となりました。



舞台は沖縄

主役の新藤ありさは親友の辻マキと共に修学旅行を抜け出してサボっていた。

やがて雷鳴と洞窟の倒壊に巻き込まれる。

目を覚ましたその場所は…1945年6月の沖縄。

女子学徒隊と出会ったありさとマキは、沖縄に派遣されていた守備隊の

雨宮上等兵に導かれてアメリカ軍攻撃からの難を逃れる。

はじめは体験学習とタカを括っていた2人だが、あまりのリアリティに

ここが本当の1945年戦時中の沖縄だと実感する。

現代へ帰ろうとするありさは隊を離れることを許さない雨宮と言い争うが

当身によって気絶させられ、近くの洞窟に連れていかれる。

その後、女子学徒隊の上江洲笑子や我那覇文と少しずつ打ち解けていくが

神里いずみはありさ達に厳しくあたる。

そうこうしているうちに、アメリカ軍の「馬乗り攻撃」が開始され、再び女子学徒隊と雨宮達は

ありさ達をつれて逃亡をはじめる。

なんとか、難を逃れた一行は逃走中に小川がある事に気づき、食料と水を調達に行く。

調達が終わり安堵したのも束の間、再びアメリカ軍の馬乗り攻撃がはじまり

一行は逃走中に離散してしまう。

いずみと共に逃げたありさはお互いのことを話し合ううちに少しずつ打ち解けていく。

「お母さんの煮物が食べたい」
「叶うといいですね、その願い」

2人に笑顔がもどる。

マキと文、勇子が合流してくるが笑子と下地好江の姿が見当たらない。

妹の笑子を心配する勇子は、いずみの制止を振り切り飛び出していく

一歩遅れて合流した雨宮に導かれて洞穴に避難するその頃

勇子は迷子になった笑子を見つけ出す。

思い出話に浸り、勇子が「あなたのことは、私が護ります」と笑子を励ましていたその時!

アメリカ軍の攻撃により右腕に重傷を負った好江が飛ばされてきた。

雨宮達と合流した、勇子、笑子、好江だったが、好江の傷は一刻を争う重傷だった。

生かすために腕を切り落とすといういずみだが、好江は自決させてほしいという。

言い争いが続く中、マキが自分たちの大切にしている道具を渡して

好江の右腕を切断する手術をするように、いずみに願い出る。

「私は、好江さんに生きてほしい!」

マキの心の言葉に生きる気力を取り戻した好江は腕を切り落とす決心をする。


場面転換


北部の偵察に行っていた友部兵卒が戻ってくるが、北部は全滅しているとの報告を受け

愕然とする雨宮上等兵に対して、友部は突撃の指示を懇願する。

しかし、好江の傷や女子学徒隊を案ずる雨宮は突撃命令を出さない。

意気消沈する雨宮の元に訪れるありさ。

「未来は嫌ってほど平和」
「そうか、未来は・・・平和なんだな」

笑顔を見せ安堵の表情を見せた雨宮に、ありさは投降することを提案するが

投降は許されない、と突っぱねる雨宮。

「あんたを助けた女子学生に生かされた命を、無駄にするのかよ?!」

ありさの叫びに苦悶の表情を浮かべる雨宮・・・

その時!恐怖のあまりに上江洲笑子が1人逃げ出したという報告が入る。

既のところで姉の勇子が追いかけ、なんとか合流出来た姉妹だったが

アメリカ軍に見つかってしまい、勇子が足を撃たれる。

逃げることも叶わないと知った勇子は、せめて笑子だけでも逃がそうとするが

笑子は「今度は私がお姉ちゃんを護る番!」といって、アメリカ軍の前に立ちはだかる。



響く、乾いた銃声・・・・・・鮮血に染まる少女・・・



笑子はアメリカ軍の凶弾に倒れてしまった。

妹の亡骸を前に慟哭する勇子・・・



雨宮たちにより笑子は弔われたが、妹の元にいきたいと自決しようとする勇子を

いずみやありさ達が止めに入る。

アメリカ軍へ投降することを提案するありさに対して、いずみは断固として突っぱねるが

「未来は平和なんだよ!今ここであんた達が死ぬことないだろっ!!!」

大粒の涙を流すありさの言葉に、好江が、文が、勇子が心を突き動かされる。

やがていずみもありさに同意し、雨宮の説得に向かうことになる。

友部と軍議をしていた雨宮の元に、投降するように懇願にくるありさ達

投降は許さないと突っぱねる友部と、その間を取り持とうとする雨宮

いずみが、ふと声をかける

「さきほどから、隊長は誰と話しているのですか?」

驚愕する雨宮が友部に目を向けると、鮮血に塗れた友部が立っていた。

そう、そこにいた友部は、雨宮の突撃命令により既に戦死していた亡霊だったのだ・・・

激昴する友部の亡霊に対して、号泣して詫びる雨宮に、友部は決断を突きつける。

雨宮の決断は・・・・・・

「逃げろ。逃げて生き延びろ、それが、俺の最後の命令だ」

投降を指示した雨宮に一瞥をしてその場を去るありさ達

ありさ達を守るためにアメリカ軍へ突入しようとする雨宮

「俺は・・・軍人失格だな・・・」
「ええ・・・・・・でも・・・」

「人間としては、だった正しいのかもしれない・・・」

海辺のアメリカ軍へ白旗を掲げて、歌を歌いながら敵意がないことを示し

投降しようとするありさ達だが、そのありさ達に向けて一斉射撃がはじまる!

逃げ惑うその最中、マキがアメリカ軍の銃弾に倒れる。

怒りに震え慟哭してアメリカ軍に詰めよろうとするありさ

砲撃を浴びるその刹那、雨宮がありさをかばいにはいる。

一斉射撃を受け倒れる雨宮に駆け寄るありさ・・・

二人の亡骸を前に号泣するありさのところに、再び雷鳴が轟く。



目を覚ましたありさが見たのは、見慣れない洞窟の中だった。

そこへ駆け寄ってきた、担任の岡村先生。

1945年にタイムスリップした先にマキを残してきてしまったことを話すありさだが

「辻マキなんて生徒、うちにはいないぞ?」

驚愕の言葉に打ちひしがれるありさ・・・・・・

そこに、母親からの着信が入る。

「お母さん、今までごめんね・・・帰ったら、煮物作ってね」

安堵の涙を流すありさ

やがて、体験学習が終わり帰ろうとするありさを、一人の老婆が呼び止める

「あなたのこと、待ってたんだよ」

その老婆の手に持たれていたのは、マキが大切にしていた本だった。

そう、マキはあのあと1945年に取り残されたがアメリカ軍の医療班により一命を取り留め

73年間、沖縄の地でありさのことを待っていたのだ。

あの日のアメリカ軍の一斉射撃は誤射だったが、雨宮以外は収監され命を救われたこと

好江、文、勇子達がそれぞれの人生を歩んでその命を全うしたこと

いずみがありさ達が沖縄にくる少し前までマキと共に語り部活動をしており

ありさに会いたいと行って天寿を全うしたことをマキから聞かされる。

それぞれの幸せを知り、安心の涙を流すありさに、マキは言葉を投げかける

「今度はあなたの番、生きて!2018年のいまを!」

少女、ありさは力強い笑顔で前を向いていた

ー了ー


場面場面で演者さんのアドリブや笑える場面もありました。

しかし、凄惨とも言える沖縄ひめゆりのあの時代・・・

戦争の理不尽さ、哀しさ、苦しみと怒りをまざまざと現している場面には

心を揺り動かされました。


終演後はサイン会や懇談会がありましたが、僕達のお目当て

主演の新藤ありさ役の岩田華怜ちゃんは、パンフレットお渡し会ですヾ(*´∀`*)ノ

岩田華怜ちゃんのお名前でチケットを買った観客は、パンフレット購入時に

引換券を貰い、岩田華怜ちゃんから直接手渡ししてもらえるという

嬉しい特典会です!ヾ(*´∀`*)ノ

しかも、いくつかは岩田華怜ちゃんのサイン入りという当たりパンフレットもあります!

今回、僕は24日のお渡し会でサイン入りが当たりました。

当日、丸坊主にして岩田華怜ちゃんへ会いに行ったら、華怜ちゃんから

「あ、兵隊さんが来た(笑)」と言われました( *´艸`)

さらに28日のお渡し会では、Twitterにタグネタで書いていた「新月三等兵」を覚えてもらっていて

「お、新月三等兵来たね(笑)」とこれまた覚えてもらってました( *´艸`)シアワセヤ-


作品は特に今の若い世代に見てほしいと思います。

40代の僕以上に戦争の凄惨さを知らない今の世代が、戦争を

テレビゲーム感覚で捉えていることに対する畏れを、この舞台を見て取り払ってもらいたいと考えます。

ぜひ、来年も舞台を続けていただきたいと切に願います。