誕生日休暇は至福の時 in 北軽井沢 | 森の風に吹かれて~北軽井沢からの手紙~

森の風に吹かれて~北軽井沢からの手紙~

最愛の人を亡くして5年。絶望の中振り返りながら必死に前を見て歩いた5年。
癒しを求めて一人通った北軽井沢、大好きなピアノ、新たに出会った子ども達との仕事、今の私時間をとりとめなく問わず語りに書いてみます。



この4年、誕生日休暇は一人北軽井沢で過ごすことにしていました。

最初娘達は
「なにもわざわざ誕生日を一人ですごさなくても…」
「自虐的」だとか「意固地」だとか言っていましたが、当時の私は、ずっと一緒に歳を重ねて来たパートナーを亡くしたばかりで、
ケーキやプレゼントを前に家族に囲まれる図❗️と自分の心持ちの間のギャップに違和感
私一人生きていることをお祝いする気にはなれなかったのでした。

早い話、ソッとしておいてほしかった。

元気だよ、頑張るぞ👊✨と自分を大きく強く見せることもなく、

最愛の人に先立たれた可哀想な未亡人…と気遣われることもなく、

誰にも邪魔されずに、

二人の来し方、自分の行く末、
誕生日位一人静かに考えたかった。

いや、何も考えず誰とも語らず、ただ日がな一日庭いじりをしたり、散歩したり、音楽聴いたり、本を読んだり…
ありのままの正直な自分でいられる時間がほしかったのです。

一人遊びの出来る年寄りになるんだという人生目標の演習でもありました。


誕生日のたび、
北軽の森が私を癒してくれました。
浅間山の懐深く生かされていることを感じるようになりました。

ここに来るたび生きていることが、とても素敵なことだと思えるようになってきました。

そして!
今年もやって来た誕生日休暇❕

いくつになるかは言わぬが花かな?
一人遊びにも年期が入り、
同級生だった夫ットより五つも年上女房になってしまうこともいつしか開き直り、
コロナ騒ぎでも北軽井沢への募る想い抑えがたく、

只今北軽滞在中‼️なわけです。

たくさん食料持ち込んで、我が家から我が家へdoor  to  doorの山ごもり

なれど!今回はピアニスター?の愛娘ももれなく付いて来ました。

まず迎えてくれたのがズミの花










今年は特に目をひく美しさ
北軽慕情の思い込みだけではなさそうです。
見事にそここゝで満開を迎えていました。

小振りの桜の様な花だけど、真っ白で可憐なたたずまい
そう、リンゴの花のようでもあります。
庭には見当たりませんが、白い花びらが風に乗って庭にも落ちています。どこから来たのでしょう。見上げても見当たりません。

ずっと暮らしているわけではないので、その年々訪れる時期や、天候等による開花時期によって、庭や散歩道の木にも新発見があります。






ウワミズザクラでしょうかイヌザクラでしょうか
家にこんな木あったんだ?

レンゲツツジは花も葉の色も鮮やかに見えます


中軽井沢から友だちもやって来ました‼️

子ども達も大きくなって、最近は焼き物もバーベキューから七輪焼きに
「もうそんなに食べないから」
と控え目…のはずの持ち寄り食材は豪華キャスト
肉も魚介も、もちろん野菜もいっぱい過ぎて再会というご馳走と共に贅沢三昧のひと時になりました。
手作りの鯛と鰤   
昆布締めも作ったぞ🎵

三密⁉️
いやいや庭もデッキもリビングも、こちらは人口密度低いものでルールを守って

ついでにきつね(昼間から歩いてらした!)も(こちら深夜にこっそり来訪されたよう)もやって来ましたよ‼️

庭仕事も楽し❕
毎年植えては退化して小さな株になってしまうラベンダー
今年は上手に育つかな

昨年見事に咲いたカサブランカは猪被害でだいぶ球根を食べられてしまいましたが、生き延びて育っている苗に添え木をしました。
添え木は雪倒れの白樺の枝を活用


ジューンベリーは今年は申し訳程度の数粒の実しか付けていません
アナベル
大好きな紫陽花類はこの土地にはあまり向かないのかちっとも咲きませんが、アナベル・柏葉達磨紫陽花・ピラミッド等は毎年放っておいてもきれいに咲くので、一株新たに購入して庭に

もともと自生しているレンゲツツジの実生の苗を日当たりの良い所に移植しだいぶ大きくなりました。来年は咲くといいなと願いを込めて


4年前、雑木林になっていた庭の大木だけ伐ってもらい、植木屋さん等は頼まずに、来るたび少しずつ伐ったり刈ったり植えたり浅間石を転がしたり、だいぶいい感じになってきました。

そして庭仕事のおともには!
美味しいおやつを召し上がれ❤️
友人から浅野屋のパンの差し入れも
etc.
ちょっとだけお出かけは
室内のカメムシ対策に焚いているアロマオイルを買いに「大自然生活館」

「嬬恋村干俣諏訪神社」まで


五年ぶりの一人ボッチじゃない盛りだくさんの誕生日です。
感謝❗️