北軽井沢ミュージックフェスティバル | 森の風に吹かれて~北軽井沢からの手紙~

森の風に吹かれて~北軽井沢からの手紙~

最愛の人を亡くして5年。絶望の中振り返りながら必死に前を見て歩いた5年。
癒しを求めて一人通った北軽井沢、大好きなピアノ、新たに出会った子ども達との仕事、今の私時間をとりとめなく問わず語りに書いてみます。


北軽井沢とのご縁は娘時代へとさかのぼる。
父がもとめた小さな別荘で家族や友人、後に夫になるボーイフレンドと過ごした青春の思い出は、綺羅星のごとくいまだ輝きを失わない。
偶然近所に別荘を持つ大学の恩師とは、卒業後も北軽井沢で交流を深めた。

二人の娘達の旅の歴史も、この地に始まった。
いつかこの地は東京生まれの私のふるさとになった。



前置きが長くなりましたが、そのずっと昔から、この地に気になっていた建物が、北軽井沢ミュージックホールです。


とはいえ、その建物がミュージックホールだと知るのはずっと後のことで、当時、モダンでボロで、いつも閉ざされていて、

いったいこの建物はなんだ~?

床屋さんとも違う、観光地の怪しげなお店かホールの残骸?

やがて娘が音楽学校に通うようになり、そこがこの地に合宿した先輩音楽家達の、コンサートホールだったと知り、そのあまりの荒れように
つわものどもが夢の跡…
かとちょっと胸が痛んだ。

それから長~い月日が経って、我が家にも波乱万丈あんなこと、こんなこと、紆余曲折ありまして、ピアニストになった娘と昨年、



手繰れば寄せる因果の糸?
あのホールに長年捨て置かれてあった戦前ドイツ生まれのピアノとの出会いを果たしたのでした。
ホールも近年、北軽井沢ミュージックホールサポーターズなるボランティアの方々を中心に立派に修復され、小さいけれど町や別荘の人達から愛される素敵なホールに生まれ変わっていました。



修復を手掛けられた北軽井沢在住のピアノ工房
ピアノバロンジャパンの和田さんからのご紹介で、この夏には、ピアノコンサートと、修復ピアノ・グロトリアンの御披露目演奏会に出演させていただくことが決まって、本人も私もすごく楽しみにしていました🎶
お正月には工房を訪ね、修復中のグロトリアンにも会ってきました。

(修復を終えてホールに帰ったグロトリアン)

だがしかし‼️( ̄□ ̄;)!!

なんと今回のコロナ騒ぎ‼️
そして、本人への連絡を前に中止‼️
の発表が……………(泣)

残念な限りですが、命と健康あってのコンサート
ことが終息した暁には、是非とも
「ウィーンの風」を北軽井沢の森へ
このブログをご覧になった北軽井沢ゆかりの方がいらっしゃいましたら、次の機会を楽しみに是非とも足をお運びください❗️