2巻も良い意味で予想と違ってくれたんですが、
3巻もまた何か予想とは違う方向に行きまして。。。
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可愛い都が表紙ですがあんま出番なかったです。
ちょっと更新サボってる間に大分ブログの入力エディタが変わってしまったので
何か文章の変換や強調具合が違うかもしれませんが、中身は前回同様ネタバレ&率直な感想ガンガン行きますのでご注意を。OKな方は下へ。
前回の洋舞フェスタのクライマックスから続いてます。
潤平王子がまさかの生き返りを果たし、るおう&都ママは何としてでも殺せとるおうは何度も潤平を仕留めにかかりますが、何度ブザマに舞台に叩きつけられても潤平は立ち上がります。
そうこうしているうちに潤平とるおうはヒートアップし、ジャンプや連続回転などマジで潤平バレエ歴3か月かよな技巧が飛び出し、観客も大半がこれが通常演出だと疑いもしません。
潤平は純粋に気持ちの暴走で、るおうはMVPを取るため舞台の軌道修正を図りたかったのですが、何度も立ち上がる潤平を見るうちに虐げられてきた自身の中の憎悪のようなものが湧き上がったのか、心身共にロックバルトのようになりようやっと潤平にトドメをさします。
が、るおうもまた大技の連続で消耗しきったのか倒れてしまい
まさかの相打ちEND
拍手喝采の中幕が下り、意識が朦朧とするるおうに都ママはロックバルトとしてよくやった、と声をかけます。当然潤平には何やってんだゴラァ(# ゚Д゚)と怒鳴りつけようとした時、溢れんばかりのアンコールが聞こえてきます。
洋舞フェスタ初のアンコールに他の出演者も都もみんな良かったね、大成功♪な雰囲気になりますが、主審の生川綾子女史にメッタメタに酷評されます。
まぁそれ自体は当然ですけどねー。
要約すると「ホント下品、あんたはバレエに向いてない」ということをお上品に申されるのですが、いい年したBBA大人がそんな雰囲気ぶち壊しのことを憚りなく言うかよwと思ったんですが、思うにこれは意図して潤平を挑発したのではないかという気がします。発言自体はこれはこれでまごうことなき本音でしょうけど。
当然、MVPは他のスタジオの女の子になり、るおうの願いもパァです。
るおうはMVPがとれなかったことに荒れますが、都ママは本当の貴方の踊りは、と意味深なことを口にしますが、話が進めば進むほどるおうに勝ち目がない賭けだったことが判明します。まぁ、この賭けに勝っても海外のコンクールで精神面で勝ち上がれると思えないから、長い目で見ればMVPならないで良かったのですが。
ですが、るおうのMVP落選より深刻な問題が起こります。潤平が好き勝手したせいで子供たちは即興カーテンコール楽しんだといえ出番が減り、それを切っ掛けとして潤平の特別扱いや子供とはいえ男が交じって練習するのはあまり良い気がしないと、保護者のここ数か月の不満が噴出します。まったくもって仰ることはその通りですが、練習自体は男女一緒でも別に良くね?奥さんたち潤平のタイツ姿をどんな目で見て
私がそう思うのは男女混合レッスン経験して別に何とも思わないからでしょうけどね。練習中は自分のことで精いっぱいだから男も女もどうでもいいって感じですよホント。
パッド無しのその前のふくらみはそのまんまの形じゃないのかねとか思ってないですからホント!!
それはともかく、致命傷だったのが生川女史の酷評で、都ママは生川バレエと関係があったらしく、生川バレエの特待生を夢見てここに入ったのに肝心の生川氏に嫌われるなら元も子もない!潤平君を辞めさせないならうちの子辞めさせていただきます!!とボスザルママが言ったせいで多くの子供たちが退会するというのです。だったら端から生川の方に行けよ。もしかしたら入会オーディションがあるのかもしれませんが。
スクールの存続の危機ですが、都ママは引き下がりません。配慮が足りなかったことは認めましたが、潤平を見つけてしまった責任がある、と子供たちの退会を受け入れます。
ここで彼を育てたい、でなく責任という言葉が出たことにバレエの先生って感じがします。ここで保身に走って潤平を見失ったならそれはバレエ界隈の大きな損失であり、バレエ教師として一生後悔することでしょう。何に対しての責任かといえば、逸材を見つけた以上はその逸材がいるべき場所に導くのが教師の責務でしょうから教師としての、でしょうか。他にも解釈は可能でしょうけど、義務でも使命でもなく何か責任という言葉のチョイスに重みを感じましたね。
都と同世代の子も生川のバレエが本籍みたいなもんで、その子達も抜け生徒の大半がいなくなります。一からバレエ教室を立ち上げたのに、いい年したお嬢さんも多かった辺りそうじゃないかなとは思いましたが、正に親元に喧嘩を売った状態。
そのことを知った潤平は保護者一人一人に謝罪行脚です。
色んなお母さんに会う内に、癌はボスザルママでそのママさえ許せば元に戻ると分かり、潤平の頭に兵ちゃんからの言葉で解決策が閃きます。
こっそり舞台を見に来ていた兵ちゃんは生川女史の酷評に対し、「生川綾子も(潤平が)怖いからムキになってるだけ、(彼女も)巻き込んでしまえ」と兵ちゃんとは思えぬ素敵な言葉をかけていたんですね。あっさり和解して何か拍子抜け……。
生川女史に認められたら、都ママのバレエスクールに戻ってくるという約束を潤平は一方的に取り付け、るおうと一緒に生川の男性オンリーのサマースクールに道場破りのように挑戦します。
るおうは嫌々ですが、何だかんだでついてきますw。当然申込みもいっぱいで受講料どうすんの?って話ですが特別に生川女史は2人の受講を許可します。生川女史、2人を引き抜く気マンマンです。こうなるとは思ってたかは微妙ですが、どうにか自分の手元に2人を納められないか洋舞フェスの時から画策してたんじゃないでしょうか…。
潤平はともかく、るおうは選りすぐりのダンサーの中でも突出してるはずなんですが、いじめられっ子モード発動で上手くいきません。どうにも不特定多数の他人の視線を浴びるとガチガチになって顔も上げられず上手く言葉も出なくなるようです。これ間違いなくいじめられてた弊害だよな……。
にしても、受講生一人一人の紹介みたいなのがありますが、主人公含め誰一人完璧な子がいないってのが現実ですよな。唯一コレといった欠点がなさ気な京都人がいましたが、あれは性格が……。
ここで潤平が気づいたのは技術面ではなく自分の無知、思慮の無さです。
レッスンは生ピアノでそれに彼は感激して、曲に思うがままバーレッスンを行うのですがそのせいで曲とズレます。曲の解釈とか演技という意味では合ってるのでしょうが、バーレッスンでの正確なカウントに合わせて行う、という面ではズレでしまいます。
そもそも潤平が都を気にかけたのは、転校生は良いピアノを弾く子というところからだったので、潤平はそういった音感も抜群みたいです。
曲はちゃんと聞いて合わせている、頭の中でカウントをとってやると正解らしいけどそうじゃない、的なことを言い周りは???ですが、教師だけはその意図を理解します。
お前はまだその段階ではない、と。
潤平の言いたいことはめっちゃわかります。
自分の姿勢とかつま先とか全て忘れて、音だけ聞いて踊ったらホント楽しいでしょう。
でも私がそれやったとてもバレエの動きじゃなくて、ふしぎなおどりになって周囲のMPを削ってしまいそうですが。最初は曲なんて動きの合図とかカウント代わりでしかなく窮屈な思いをしながら上達するのが通常なんでしょう。
言われた通り、潤平は音に合わせるのをやめてその日のレッスンを終わるのですが、ピアノを弾いていたおばあちゃん先生も彼の不満に気が付き、アドバイスをくれます。
おばあちゃん先生はSSクラスのレッスンをガラス張の2Fから見せてくれます。スペシャル・スチューデント(SSクラス)とは特別選抜クラスで、プロを目指してこの教室に来る子は皆このクラスへ入ることを目標にしているようです。ここからゆくゆくは生川バレエ団のプロとしてやっていくというの夢…みたいで、確かにプロになるにはコンクールで賞を!でなくこうやってバレエ団附属のスクールから上がってくって選択肢もあるんだった。
SSクラスはまるで群舞のように正確にセンターレッスンをこなします。
これこそバレエの表現であり、「気持ち良い」だけで踊っている潤平とは正反対。
一か月同じパを繰り返し行い、基礎を徹底的に叩き込む。別に揃えようと意識しているわけでなく、終着点が同じだからそろって見える、「美」の体現。
潤平は自分に基礎が無いのが上手くできない原因かと思いますが、そうではないとおばあちゃん先生は言います。おばあちゃん先生は「無自覚だから」と表現しますが、それはソフトな表現であって厳しく言うなら「思い上がり」ということだと思います。
自他ともに認める天性の才能で十年近いブランクを何とかできると思ってなかったか?それだけでなく潤平には多分バレエだけじゃなくて、自分は何をしても許されるみたいな思い上がりがあったと思います。いつもクラスの中心で負け知らず、ミジメな思いとは無縁だった環境のせいでしょう。そしてその対極にいるのがるおう。この漫画に馴染めなかった人って潤平の無意識の傍若無人さが気に障ったんだと思います。私も多少なりとも気になって、その不満が1巻のネチャネチャしたレビューに出てるかと……。
だって才能以前に、振付を変えるって「俺なら許される」みたいな絶対的かつ無根拠な自信がなきゃできませんって。
おばあちゃん先生はそんな潤平の鼻っ柱を優しく折ってくれましたね。
にしても、このSSクラスの男性陣の一糸乱れぬ動きはキレイ!!大迫力!!じゃなくて
進撃の巨人みたい……と真っ先に思わせる何かは一体何なんでしょうか。私だけ?
顔に書き込みとか生気があまり感じないからでしょうか。それとも基礎に忠実な動きで、物語性がない無機質なものだから意図的にそう描かれてるんでしょうか?
あの見開きのページが進撃の巨人っぽいってのが一番この巻で言いたい感想ってのがな……。何かちょっと凹んだんだもん。巨人が怖かったんじゃなくて、選ばれた者のみがバレエ踊っていいってそこかしらで言われてるみたいでさー。プロはそうかもしれんが、趣味バレエもあり得ないと言われてる気が……被害妄想でしょうけど、こう突出した才能の人が苦悶する話が続くと、じゃあ凡人は正に無価値って勝手に思い込むからでしょうけどあーあーあー。
…卑屈になってスミマセン。感想続けます。
自分の無自覚さを自覚した潤平はるおうに洋舞フェスタのことを謝罪します。これで和解・仲良しこよしにはなれませんが、この数日で二人には一定の信頼みたいなのが生まれたんではないでしょうか。
なんやかんやで潤平はプロの舞台「ロミオとジュリエット」を見て技術的な面での無知さを自覚したりなんだりするのですが、うっかり「俺は生川女史を見返すのが目的でSSクラスには興味はない」と失言してしまいます。こーいうのも思慮の無さ故でしょうけど、それを聞いて本気でSSクラスを目指す有望株2人がブチ切れます。何やら色々例外に特待の潤平とるおうだけどそれは彼らに光るものがあるから、と元々気に入りはしないが認める箇所はあるみたいな関係だったので、感情としては彼らの怒る理由はもっともです。
潤平の影からコソコソ文句を言うるおうが何かおかしいですが、潤平とるおうvsSS希望の2人(名前どっちがどっちか分からん、京都人と元バスケットマン)がピルエットで勝負して、もし負けたら潤平は二度とここには来ないと勝負になります。だったら潤平たちが勝ったなら「京都人達が二度とこない」じゃないと勝負にならないはずだけど、その辺サラッと流すあたり性格悪りぃなこの2人。
勿論潤平vs元バスケットマンは潤平の完敗ですが、軸は潤平の方がぶれてなかったと評価してくれる夏姫ちゃんという、臆さず物事はっきり言う気の強めな正にバレエ習ってる感のある子がいたりして勝負に勝って試合に負けたみたいな展開になります。あ、都もこの勝負の場に居合わせます。都も出入り禁止になってもおかしくないのに、そうはならないところを見るに別に毒にも薬にもならない子みたいな扱いなんだろうか……。
で、まだるおうvs京都人の対決が残ってるはずなのですが、
元バスケマンに「君らの負け」と言われたのがちょっとよく分からないんですが……
夏姫ちゃんと都の評点があるからまだ断言するには早いはずなんですけどー……。
最後はバリエーションで生川女史の講評がもらえるらしいんで、潤平とるおうが何のバリエーション踊るのか楽しみです。
正直この勝負の勝敗はどっちでもいいです。漫画の展開的に、ここでハイさようならは滅多にないと分かってる厭らしい大人ですので、何のバリエーションするのかだけ想像して次巻を待ちたいと思います。
潤平がドンキでるおうが海賊からかなー。






