1年ぶり、マダムのお教室へ行ってきました。




昨年、たくさんの反響を頂いた記事はこちら

よかったらこちらを先に読んでから見てもらえると嬉しいです。





今年もマダムに会いたいからParisを選びました。私に特別な影響を与えてくれた方です。




インターホンを押すと、変わらず優しい笑顔で「しおりさん・・・」とゆっくりと歩み寄り力強く抱きしめてくださいました。この時点でもう胸がいっぱいでいっぱいで。パリを訪れる友人を介して、マダムの教室での出来事を綴った「SHIORIレシピseasons.」を渡したらとても喜んでくれたそうで、改めてとても嬉しかったと丁寧にお礼を言ってくださいました。





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素敵なお部屋に一歩入ると、不思議な感じ。とても神聖な場所に来たような感覚です。




テーブルの上に今日のレシピがありました。




昨年、マダムの手書きのルセットに鳥肌が立った。とこのブログでも書きましたが、




今年はそのルセットがパソコンで打ったものに。一瞬の寂しさを覚えたものの次の瞬間にはマダムの体調が優れないのではという不安な気持ちが頭をよぎります。




マダムの口から「ごめんなさい、ちょっと右手が・・・、最近は生徒さんに・・・・お手伝い頂いています。」とまた丁寧にそれを伝えてくださいました。確かに手書きのルセッとは愛情たっぷりでとても嬉しい感激ものですが、マダムの負担になるくらいなら、パソコンで打ってもらった方がいい。生徒の誰もが思うはずです。それくらい教室にはいつもいつも温かい空気が流れています。




昨年頂いたルセットは、一生の宝物にしようと改めて心に誓いました。






レッスンが始まると、隣でムッシュが優しくそれをサポートします。




去年と変わらない絵。嬉しくなります。




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時より、地図を持ちだしては産地の説明を。


ゆっくりゆっくり言葉を選びながら。


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マダムは生徒一人一人の名前を覚え、


みんなにゆっくり優しく丁寧に声をかけながら作業を進めていきます。






ふたりでテーブルセッティングをしている様子。


仲睦まじい姿に心が癒されます。

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昨日習ったお料理は、


今が旬のアスパガラスのプーレットソース


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豚ヒレ肉のノルマンディ風


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ノルマンディ地方と言ったらブルターニュ地方同様リンゴの産地なので、シードルを一緒に。

メインのお料理にも使いました。










デザートの前には本日のフロマージュ。




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苺のサブレ


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パン入れがこんなに可愛いんです。

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料理はマダムの人柄が滲み出たように、優しくほっとする味でどんな高級レストランで食べるものより私は美味しく感じます。食べ終わってしまうのがもったいなくて、いつもは早食いのわたしがゆっくり、これほどまでに時間をかけて食べるのはマダムのお料理だけ。


いつか某シェフに料理の味に愛情は関係ないと目の前で言い切られたことがありますが、


わたしは信じています。料理にはその人の人柄や愛情がにじみ出ると。




フードコーディネーターSHIORIブログ「作ってあげたい彼ごはん」by Ameba







こんなに優しくあたたかい空間に居合わせることが出来る幸せをめいいっぱい噛みしめてきました。