今朝は、朝から段ボール箱にアスティエのお皿や本を詰めて、やっとの思いでTaxiを拾って、クロネコヤマトさんのParis支店へ。重たい荷物を運んだおかげでいまだに腰が痛いや・・・。あとは無事に届くのを祈るのみです。






その足で今日はお目当てのランチの場所へと向かいました。


前日、現地コーディネーターの岸順子さんに、おすすめのお店をたくさん教えてもらいました。順子さんは、30年近くParisにお住まいだそうで、その蓄えられた知識の中から、厳選しておいしいおすすめのお店を聞けるなんて、何ともありがたいことです。順子さんも年に数回は日本に帰るそうで、その時の滞在エリアがなんと、うちのご近所でびっくり。








「あの辺でごはんは、どこのお店行きます!?」って会話になり、いつもわたしが通っている家庭中華のお店の名前が上がってこれまたびっくり(つい先日、わたしが日本一おいしいと思う唐揚げのお店と紹介したお店です)。「あの店の家庭中華は世界一よね~。」なんて、ローカルネタで盛り上がり、一気に距離が縮まった気がしてうれしかったー!(^^)!その後も順子さんのお宅にちょっぴりお邪魔して、日本茶や、順子さんのお姉さんお手製の劇的に美味しいコンフィチュールを試食させてもらい帰ってきました。








今日のランチは、教えてもらったおすすめのお店の中から、ひとりでもふらっと入れそうなフォーのお店に行くことに。順子さんいわく、Parisで一番美味しいフォーはここ。いつも行列だから、12時前の早めの時間に行くといいよ。とのことだったので、12時ちょっと前に訪問。既に並んでる!!





フードコーディネーターSHIORIブログ「作ってあげたい彼ごはん」by Ameba



古びた、雰囲気のある建物でした。お客さんはやっぱり、アジア圏の人が多い。


並んでいる人を横目に、「あなた、ひとりならいらっしゃい」と誘導され、待つことなく店内へ。ラッキー!


ぎゅうぎゅうめの20席。奥の人が出る時は、手前の人は立たないと駄目かもしれない・・・。





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事前に、順子さんから「メニューはフォーか、ボブン(汁なし冷し麺)の二つしかないの。フォーを頼むならプティ(小)で十分よ」と、アドバイスを受けていたのに、なぜか!流れに身を任せてBIGを注文してしまった・・。







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少しすると、生もやし、ミントがのったお皿がまず先に運ばれてきた。


この感じー!ベトナムを思い出すー!









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お待ちかねのフォー登場。これで8.3€。


澄んだスープが食欲をそそります。おっと、上の牛肉はレア!よく混ぜて、アツアツのスープに浸すと間もなく色が変わります。牛のスープは、あっさりした優しい上品な味。もやしやミントをちぎってくわえ、レモンをしぼる。卓上の好みの調味料で味を調整してOKなんだけど、半分くらいそのまま食べちゃった。


噛みづらかったら嫌だなーなんて思っていたお肉はとても柔らかい。臭みもない。練り物は、すっごい弾力。日本の練り物って、かなり柔らかめだよね。香港やベトナムではじめて練り物を食べた時、あまりの弾力にびっくりしました。この弾力好きです。日本の練り物だって大好きだけどね。




さすがは順子さんのおすすめ。美味しく頂きました。


ただ、やっぱり忠告は守ればよかった!笑 女性なら小でも十分そうです。


出来れば2人で行って、小サイズのフォーとボブンをシェアするのが一番いいかも。ボブンも食べてみたかったなー。テイクアウトもあるみたいです。フォーをそのまま深さのあるプラスチック容器に入れていたのは、日本の感覚だとちょっと驚きだったけど、アジアではよくある光景!(^^)!






SONG HENG(ソングィエン)


住所:3 rue Volta, 75003 Paris, France

電話:01.42.78.31.70


営業時間:10:00~16:00

休み:日曜、祝日


時間帯によっては行列覚悟。早めの時間がおすすめです。










朝は食べずに出たので、やや朝食寄りの昼食を終え、次の目的を果たしにレアルにある大型ショッピングセンター「フォーラム・デ・アル」の中にあるFNAC(フナック)へ。お友達に教えてもらいました。フランス最大のブックチェーンだそうで、書籍、CD、DVDがなんでも揃う。日本で言うとTUTAYAみたいな?TUTAYAはTUTAYAでも、渋谷の駅前にあるあの特大サイズ。








目的はじゃじゃーん。




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DVDを買うことでした。しかも、わたしが一番好きなトイストーリ!今回の渡仏前に、耳を慣らすためにフランス映画をたくさん見ようと思ったのに、フランス映画って暗めでシュールなものが多いからどうも繰り返し見られなくって。で、それっきりにしちゃってたんだけど、この前友人のよしこちゃんのお宅へ遊びに行ったら、「レミーの美味しいレストラン」を見ていて、これはいいなーと思って買える場所を教えてもらったの。


早速帰ってきてから流しっぱなし。こっちに来て、もっと早くからこうしていればよかったなー、と今更気付く。












つづいて、メトロでサンジェルマン・デ・プレへ。


こちらに来た目的は、老舗パン屋さんのポワラーヌ。もう3回目です。


ここのクッキーをお土産に頼まれたので、最初は自分用の味見分を買いに。二回目は、お土産を買いに来たんだけど、日持ちが3週間ということだったので、帰国のタイミングを計って、本日最後の訪問。








の前に・・・・ 外観がかわいいクレープ屋さんに寄ってみた。なんか賑わってたし。


14時過ぎだけど店内は満席。外にお客さんも数名。ここでもやっぱりひとり客はラッキー。先に通してもらえました。





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店構えも、セッティングもかわいい!






フランス北西部、ブルターニュ地方の郷土料理であるガレット(生地を薄く広げ、片面のみを焼き、ハムやチーズなどの具をちりばめたもの)。そば粉生地で作られたガレットは主に食事用に、小麦粉生地で作られたクレープはデザートにと、使い分けるそう。












お腹もそこまで減っていたわけではないので(さっき、フォーの大を食べたんだから当たり前!笑)、食後のお茶な気分でデザートクレープにすることにしました。


ガレットには、産地が同じシードル(りんごのお酒)の組み合わせが定番。




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見た目は薄いクレープの表面にグラニュー糖がふってあるだけ。


ぺたんとしててちょっとさみしい感じですが、具は中にいます。


わたしがオーダーしたのは、


キャラメリゼしたリンゴ(固体を想像していたら、ジャムみたいになってた)、とクリーム。





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これ、すっごーく美味しい。キャラメリゼされたリンゴが甘すぎず、クリーム、生地との相性最高だね。個人的にはクリームに酸味があったらもっと好きかも!クレープ生地のもっちり加減もいい。このボリュームだったら、わたしでも食べられる!(甘党ではないので、甘いものはちょっとでいいタイプ。普段クレープも一人で一個は食べられないです。)






ガレットやクレープって、丸く焼いて四方を折りたたんで四角くする盛り付けを見慣れていたけど(それが普通と思ってた!)、この店は、鉄板が横に細長くて、生地を一気に広げて左右を折りたたむだけ。なので上下は閉じてない。一枚ずつ丸く焼くのって手間だし、繁盛店ならではのやりくりなのか?それともこっちが本場流?








デート中と思われる、お隣のカップルは、ガレットを食べた後に、何やらメニューを再び見て追加注文。


すぐ後に、個々にデザートクレープが来たー!!まじですかー!!って、そういうものですか?!


気になって帰ってきてから調べたら、そういうものらしいです。お食事ガレット、デザートクレープの流れはごくごく普通、むしろ一般的だそう。


わたしは連続二枚はちょっと多分、無理そうですが・・・勉強になりました!(^^)!








La creperie des Canettes(ラ・クレプリ・デ・カネット



住所 10 rue des canettes - 75006 Paris

営業時間12:00~16:30 19:00~23:00

定休日 日曜日

TEL 01 43 26 27 65


こちらは、ひとりでも気軽に入れそうなお店。











ちなみに、日本でわたしが知っている美味しいガレットが食べられるお店は、学芸大学にあるPOPHOT(ポポット)というお店。雰囲気もフランスっぽくてかわいくておすすめですよ。










帰りにポワラーヌによってようやく本日の任務完了!


お土産にかなりの量を買い込んじゃった。またも持ち帰れるか不安だ・・・。






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ポワラーヌがあるサンジェルマン・デ・プレ。


天気がいい日の、この駅に下り立った瞬間の雰囲気が大好きです。駅を降りてすぐ横には、現存するParis最古の教会、サン・ジェルマン・デ・プレ教会と、さわやかな緑が広がり、目の前には、100年以上の歴史がある老舗Cafe、LES DEUX MAGOTSやCAFE DE FLOREのオープンテラスで優雅にお茶をするパリジャンやパリジャンヌが何とも絵になります。








そういえば先日サン・ジェルマン・デ・プレ教会にある詩人アポリネール像の写真をblogにUPした時、母からこんなメールが来ていました。









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「アポリネールの銅像を見て思い出したんだけどね・・・母たちの結婚式の挨拶状に書いた彼の詩を


今の貴女に贈ります。


              


        




僕は持ちたい  家の中に


理解ある細君と


本の間を歩き回る猫と


それなしではどの季節も


生きていけない友達と








なかなか贅沢な結婚生活を理想としていたでしょ、母たちは・・・!母の好きな詩です。


今のあなたに無いのは、<猫>だけかしら?(笑)  全てに感謝よ。」というもの。








まず、結婚当時今の私よりも若かったはずの両親がこんなロマンチックなことを考えていたなんて驚き。とともに、この詩を理想として家庭を気付き、わたし達姉妹を育てあげてくれたことを想像したら何ともうれしくなりました。わたしにとって憧れの両親です。


 若き日の両親の姿を垣間見たようでほっこりした出来事でした。





さて、我が家で帰りを待ちわびてくれている旦那さんへのお土産、何がいいかなー。悩みます!