プレミアリーグのどこが好き? | サッカーをテレビで楽しみたい!

プレミアリーグのどこが好き?

なんともざっくりした質問ですね。いくつも答えが思い浮かぶかもしれませんが、1つだけ選ぶとしたら、何と答えますか?

僕にはコレだ!といえる答えがあります。それは「歓声」です。特にゴールの瞬間に沸き上がる歓声。これを聞くたびに感動を覚えるのです。極端な言い方をすれば、これを聞くために観戦しているようなものです。

説明するのも難しいので、例えば下の動画を見てみてください。ホームチーム(Leeds)が点を取ったときの歓声。この"Yeah!!!"の声に、僕は感動してしまうんですね。



なぜこの試合を選んだかと言えば、僕自身がこの試合を現地で観戦したからです(ただの自慢です、スミマセン…)。詳しくは過去の記事をご覧ください。

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さて、ここでタイトルの質問への答えに戻ります。僕のいう「歓声」には、「テレビ観戦における」という無意識の前提があります。当然と言えば当然ですよね、プレミアリーグの試合なんてそうそう見に行くことはできませんから。僕が見に行ったのもこのブログで紹介した一回きり、次にいつ行けるか見当もつきません。

歓声をさらに細かく言うなら、「テレビから聞こえる、ゴール時のホーム・サポーターによる歓声」でしょうか。アウェイチームのゴールでは、あまり歓声は上がらず、むしろ沈黙です。とは言え、ホームチームのサポーターの落胆が分かる意味では、こちらも大切だと思いますけどね。

何が言いたいかと言えば、急に話が転換しますが、テレビでサッカーを楽しむには、スタジアムいっぱいの観客が必要だということです。彼らの作り出す雰囲気があってこそ、テレビでサッカーを楽しく見ることができているのです。レベルの高い選手が各チームにそろうのも、毎試合キャパの9割以上を埋める観客があってこそ。テレビ放映の観点からも価値が高いのは、そこに起因しているのだと思います。

テレビで見るよりも現地で、というのは常々考えてきました。周りが知らない人ばかりでも、感動や興奮(ときに落胆)を共有できるのはかけがえのないことだと思います。見るスポーツとしての価値観の第一には、これらが置かれるべきではないでしょうか。

つい最近、「Jリーグはスタジアムの観客よりもテレビ観戦を優先させているのでは」という意見を読んだのがきっかけでこの記事を書くに至りました(たいそうな内容ではありませんけどね)。放映権の価値を上げたいのは理解できます。しかし、それにつながるのは、逆説的ですが、スタジアム観戦の価値向上だと思います。スタジアムいっぱいの観客なしに、楽しむことのできるサッカーのテレビ観戦はないと言ってもいいのではないでしょうか。