テニスの実況について | サッカーをテレビで楽しみたい!

テニスの実況について

この間まで行われていたウィンブルドンでは、女子はクビトバ、男子はジョコビッチが優勝しました。どちらの選手も初優勝ということだそうですね(あまりテニスは詳しくないんです・・・)。



この大会はNHKやWOWOWで中継されていました。僕は数試合しか見ていないのですが、実況について気がついたことがあるので書きたいと思います。



特徴的だったのは、ラリー中にほとんど話をしないということです。理由として考えられるのは、一打一打のスピードが速いために話をする時間がないということです。ほとんどの場合、ラリーが終わってから実況者が解説者に話を振るというパターンで中継されていたと思います。



ということは、実況者は実況をしていないということになります。実況とはプレーを描写することですが、テニス中継ではそれがほとんど行われていません。



ただ、これはテニスというスポーツの特徴を把握した上でしていることだと言うことができます。ラリーの速さを考えると、逐一コメントしていては視聴者の邪魔になってしてしまいます。そこで、あえて話すのをやめるという選択をしたのかもしれません。



上記のことは僕の推測に過ぎませんが、あえて話をしないというのはかなり賢い選択であると思います。



例えば陸上の100メートル走を思い浮かべてください。この競技はものの10秒で勝負が決まります。これだけの限られた時間に実況と解説が押し込められたら、内容が頭に入るわけはなく、ただの雑音としてしか受け止められないでしょう。



実際の100メートル走の中継では、実況も解説も行われています。実況者・解説者ともに短い時間でなんとか話をしようと工夫しているのかもしれませんが、僕にはあまり意味のあることとは思えません。一瞬で勝負が決まる緊張感を伝えるには、むしろ話をしない、するにしても実況を少し入れる程度にしたほうがいいのかと思います。



この意味で、話をしないテニス中継は高く評価できると思います。実況者が話をしないことで、ボールを打つ音や選手の声を聞くことができます。試合の臨場感が見ている人に伝わってくる良い方法だと思います。



話をしないこと(話す場面を選ぶことと言ってもいいかもしれません)はサッカー中継にも応用できることだと思います。今回はテニス中継から一ついいアイディアを得ることができました。