【ベリーズのいきもの】3.フナシマネシツグミ | 肉と動物とトライアスロン

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なんでも中途半端です。



【日本名】 フナシマネシツグミ

【英名】 Tropical mockingbird


実は今さっきまでベリーズにいたこの鳥の事をマネシツグミだと勘違いしていた。

ブログでもずっとマネシツグミと書いていたのだが、間違えていたようだ。


ちなみにマネシツグミは漢字で真似師鶫と書く。

英語ではNorthern mockingbird という。

このNorthern という言葉と日本語の「ツグミ」という言葉、ひじょーにややこしい。


日本にいる「ツグミ」という鳥は英語だとDusky Thrushという。

Mockingbirdではない。

Thrushというのは比較的大型の鳴く鳥の事らしい。


Mockingbirdという言葉が「マネシツグミ」を差し、

英語圏ではただの「ツグミ」という概念はないようだ。


鶫という名前の由来はこの鳥の見た目ではなく、

越冬のために日本にきていて、冬は鳴いているのに夏になるとまったく鳴かなくなる(いなくなる)、

それは口をつぐんでいるから・・・という話からきているらしい。

ならばMockingbirdは「マネシ」でいいじゃない。つぐんでないし、留鳥だし。


ツグミとマネシツグミは、分類上も見た目も全く違う鳥であって、ややこしいことになっている。

なんでこういう和名になったのだろう。


さてこの真似師鶫の名前の由来であるが、

他の鳥の鳴き声を真似るかららしい。


だがベリーズでコヤツらが鳴いている所を目撃したこともないし、

仮に聞いたとしても他の鳥の声を真似ているのか、それとも本来の鳴き声なのかわからないに違いない。





割と開けたところが好きみたいで、茂みの中など撮影しづらい所では見かけなかった。

ベリーズでは、オナガクロムクドリモドキ、グンカンドリに続いて3番目に撮影した記憶がある。




これはラディソンフォートジョージの敷地内の植木に止まっていた。

そこそこの高さがあったのだが、2階から撮影したので下から見上げるアングルにならなかったのがよかった。


で、今の今までこれをマネシツグミだと勘違いしていた訳だが、

ベリーズにいるこのフナシマネシツグミとマネシツグミを見分けるのは非常に難しい。

見た目で判断するのは無理。

現地の図鑑によると、マネシツグミ(Northern mockingbird)とこのフナシマネシツグミ(Tropical mockingbird)の違いは生息圏と鳴く頻度とのこと。わからん!


Northernは名前の通り、生息圏は(アメリカ大陸の)北部で、Tropicalは熱帯地域といったところだろうか。

熱帯性という割には、狭い所が嫌いで開けている方が好みみたいで謎である。





ベリーズの幹線道路の脇や、遺跡の入り口などでは良く見かけるのだが、

遺跡に入ると全く見かけなくなった。

観察できたのも旅行の最初と最後のほうで、遺跡巡りをしていた中盤では全く見かけなかった。








これはベリーズの産廃処理場へ行こうとしたとき幹線道路で見かけて撮影したもの。






見通しの良いところが好きらしい。


日本にくるただのツグミと似ているっちゃ似ている。

ただ、マネシツグミは看板とかの上を好み、ツグミは地表を好むような気がする。





海の傍にもいる。

これはサンペドロにて撮影。

これだけ目立つところにいて、襲われないのだろうか。




昆虫?




屋根の上にも。








これはベリーズシティのザ・ベストウエスタンベリーズホテル敷地内にて。

特別カワイイくもないが、比較的撮影しやすいしいい絵が撮りやすく記憶に残る鳥であった。



○ラディソンフォートジョージ ザ・ベストウエスタンビルトモアベリーズ 幹線道路脇

△サンペドロ市内

×遺跡内部