ひとかどの人物になって、一生生活できるだけのお金を手に入れて、自由な時間をたくさん持てたとしたら、その時はゆっくり休むとしよう。

いまはまだダメだ。

やらなければいけないことが山のようにある。

わかってほしい。

その時は愛する時間も持てるだろうし、自分のことも幸せにしてあげられるから。

いまはまだその時じゃない。

だから待っていてほしい。

必ずやり遂げるから。

その時は・・・

こうやって愛と幸せは延期されていきます。

本当にやり遂げる日は来るのでしょうか。

いえいえ、一つやり遂げれば、そこからまた多くのやり遂げるべきことが生まれてきます。

このような生き方の人には、これでいいという日は来ないのです。

ということは、この人は愛することや幸せを享受する時間が、生涯持てなかったということです。

愛はいつもいまの中にあるというのに、野心はいつも未来の中。

この二つが出会うことはありません。

いま愛するか、先延ばしするか。

これは幸せにも言えます。

いま幸せでいるか、先延ばしするか。

ところが人は、怒るときは先延ばししません。

もし先延ばししたとしたら、きっと怒りは消えてしまうことでしょう。

怒りを先延ばしして、幸せをいま感じられるような生き方をしたいですね。

かんながら・・・先延ばし

先延ばし