夏休みの楽しい宿題
イタリアでは6月の前半で授業が終わり
新学期が始まる9月まで約90日間の長い長い夏休みになります。
多くの子が私のところに来て、
「師範、もう最悪ですよ!!宿題が鬼のように出されて、、、」
みたいな愚痴をこぼします。
しかし、大人になれば嫌でも解ることですが、
生きて行くということは
努力しさえすれば「答え」が見つかるなんてことはそんなにはありません。
こうすればいいんだろうか?
あ~すればいいんだろうか?
ダメだ、、、、八方ふさがりだ~、、、。
この会社に入社したが果たしてよかったのだろうか?
等々、、
「答え」や「正解」が解らず、
悶々と心の中で葛藤しながら生きて行かねばなりません。
問題を前にして
正しい解き方、そして必ず正解のある学校の問題は
長い人生から見ると本当に気持ちのいい体験ができる貴重なものと私は考えます。
予め答えが用意されているって、、、、
卒業後の人生においては殆ど無いと断言できます。
だから、学生諸君、
あなた達の学校から出されている夏休みの宿題は必ず答えがあるものばかりなので、
気楽に宿題と向き合ってください。
間違っても答えが用意されている「学校の問題」程度のことで
私のところに相談に来ないように!!お願いします。
反対に「正解のない問題」であれば、
私はとことん付き合います!!
さて、学校の宿題とは別に私の道場では毎年「夏の楽しい宿題」を出しています。
この宿題は年齢問わず、大人の方も挑戦してもらっています。
今年の名古屋道場の夏の宿題は
「顔の収集」です。
街中には気を付けてみると顔に見えるものがたくさんあります。
この宿題は日常を漠然と過ごすのではなく、
感性のアンテナをピンと張って「気づき」の感覚を鋭くしてもらうためにやって頂きます。
この宿題を以前、イタリアの道場の門下生に出したことがありますが
みんな普段は何も気にしないで見過ごしていた物だったのが、
「捜す」という積極的な物の見方ができるようになったと
多くの門下生が私に報告してくれました。
皆さんも是非、街中を注意して「顔」を捜して見てはいかがでしょうか?
「顔」が街中溢れかえっていることに気づくはずですよ!!