以前SNSに投稿したもの2 | ええやんの商売っ気の無いブログ

ええやんの商売っ気の無いブログ

2015年3月に下北沢から長崎に移転。ベトナム食堂カラテチョップの調理担当、愛妻家「ええやん」の個人的ブログ。自問自答と反省と分析が中心の「商売っ気の無い」ブログです(笑)。

先日の「戦略」投稿の反響がちょっとあって、よく考えたら、直接お話しする機会なんて、そうそうないから()


ざっくりですが、カラテチョップのこれまでの戦略です


長文です。興味あるかただけ読んでください()


・1年目


大村に来る前、ネットで「 長崎 大村 ベトナム料理」で検索しても一件もヒットしなかった。


驚きの「ブルーオーシャン」状態


これが吉と出るか凶と出るかはわからないが、とにかく自分にはベトナム料理しか武器がないからやるしかない


長崎ではじめてのベトナム料理屋と聞いて、お客さまが求める「売り(ストーリー)」は、


「長崎出身の妻がベトナム人の夫と故郷で開いたベトナム食堂」


そうだったら最高のストーリーなのですが、残念ながら違うので、


「シモキタで人気のお店が移転」を売りにすることにしました


ということで店名はシモキタ時代からの「カラテチョップ」に決定。


やるからには絶対にこうしようと決めていたイメージ


「いつも賑わっている」

「常に話題になる」

(住宅街に)行列を作る」


そのために、

「とにかく露出」

「名前を売る」

「メディア取材は全部受ける」


とにかく知名度を上げることを最優先事項に決めていた。

大村市内だけではなく市外、県外からも注目される存在を目指す。


シモキタ時代の経験から、

「そこそこしか入ってない店は、いずれ潰れる」という法則みたいなものを学んだので、


「お店は常に賑わってないとダメ」


というルールを自分に課しました。


最初の2年間でベトナム料理やエスニックに興味があるお客さんは「ひと通り」来店され、知名度もまあまあ出てきたように思います。


3年目


このままではジリ貧状態に突入するので、「テコ入れ」。


新規客取り込みのため、


「他店とコラボイベント」

「料理教室」


を行う。


どちらも「影響力」のあるお店と組むのが大事。


これは、アイテムを増やすのではなく、販路を広げるという戦略。


商品開発は資金と時間がかかるのでこっちの方が、リスクが少ない。


・4年目


ついに競合店出現!!!


正直ビビった。


ついにブルーオーシャン状態でなくなるので、打ち出し方次第では負けてしまうかも。。。


競合店の情報を集め、分析をして、


そして明確な「差別化」を図る


「化学調味料に頼らない味」

「地元の野菜」

「手作り」

「ベトナム料理を(日本で)20年近く作ってきた、日本人向けのベトナム料理」

「他には無い人間っぽさ(らしさ)

「シモキタからのブランド」

などのイメージをSNSを中心に発信する

(イメージ戦略)


以上はいままでもやっていたことだが、

はっきりとアナウンスすることで差別化をする


競合店と比べられた時、違いがはっきりしていた方が「直接対決」を避けられるので良い。別物、と思わせる戦略。


・5年目


知名度、イメージ(カラテチョップらしさ?)は十分浸透できたと思うので、これからは口コミで広がっていくほうが質の高い営業ができる。


無理に集客する方向ではなく、コアなお客様にどれだけ的確な球を投げていけるかどうか?に力を入れるほうがいい。


資金も体力も有限だから、選択を間違えないように。


細く長く続けられるお店を目指す。


あと25年は続けたい(70歳くらい)ので。


そういうイメージ


(M本掲載後)


再び1年目のような注目を浴びるかもしれない、、、


ブレずに安定したものが出せるかどうかかが大事


「数」を売るのではなく、「何をどう」売るのか、に重点を置く


再び注目されているこの機会にやるべきことは、


「カラテチョップ」ブランドの確立


思想

こだわり

姿勢

ビジョン


そういうものを表現していくことにエネルギーを使う




ええやん