先日の「戦略」投稿の反響がちょっとあって、よく考えたら、直接お話しする機会なんて、そうそうないから(笑)
ざっくりですが、カラテチョップのこれまでの戦略です
長文です。興味あるかただけ読んでください(笑)
・1年目
大村に来る前、ネットで「 長崎 大村 ベトナム料理」で検索しても一件もヒットしなかった。
驚きの「ブルーオーシャン」状態
これが吉と出るか凶と出るかはわからないが、とにかく自分にはベトナム料理しか武器がないからやるしかない
長崎ではじめてのベトナム料理屋と聞いて、お客さまが求める「売り(ストーリー)」は、
「長崎出身の妻がベトナム人の夫と故郷で開いたベトナム食堂」
そうだったら最高のストーリーなのですが、残念ながら違うので、
「シモキタで人気のお店が移転」を売りにすることにしました
ということで店名はシモキタ時代からの「カラテチョップ」に決定。
やるからには絶対にこうしようと決めていたイメージ
「いつも賑わっている」
「常に話題になる」
「(住宅街に)行列を作る」
そのために、
「とにかく露出」
「名前を売る」
「メディア取材は全部受ける」
とにかく知名度を上げることを最優先事項に決めていた。
大村市内だけではなく市外、県外からも注目される存在を目指す。
シモキタ時代の経験から、
「そこそこしか入ってない店は、いずれ潰れる」という法則みたいなものを学んだので、
「お店は常に賑わってないとダメ」
というルールを自分に課しました。
最初の2年間でベトナム料理やエスニックに興味があるお客さんは「ひと通り」来店され、知名度もまあまあ出てきたように思います。
・3年目
このままではジリ貧状態に突入するので、「テコ入れ」。
新規客取り込みのため、
「他店とコラボイベント」
「料理教室」
を行う。
どちらも「影響力」のあるお店と組むのが大事。
これは、アイテムを増やすのではなく、販路を広げるという戦略。
商品開発は資金と時間がかかるのでこっちの方が、リスクが少ない。
・4年目
ついに競合店出現!!!
正直ビビった。
ついにブルーオーシャン状態でなくなるので、打ち出し方次第では負けてしまうかも。。。
競合店の情報を集め、分析をして、
そして明確な「差別化」を図る
「化学調味料に頼らない味」
「地元の野菜」
「手作り」
「ベトナム料理を(日本で)20年近く作ってきた、日本人向けのベトナム料理」
「他には無い人間っぽさ(らしさ)」
「シモキタからのブランド」
などのイメージをSNSを中心に発信する
(イメージ戦略)
以上はいままでもやっていたことだが、
はっきりとアナウンスすることで差別化をする
競合店と比べられた時、違いがはっきりしていた方が「直接対決」を避けられるので良い。別物、と思わせる戦略。
・5年目
知名度、イメージ(カラテチョップらしさ?)は十分浸透できたと思うので、これからは口コミで広がっていくほうが質の高い営業ができる。
無理に集客する方向ではなく、コアなお客様にどれだけ的確な球を投げていけるかどうか?に力を入れるほうがいい。
資金も体力も有限だから、選択を間違えないように。
細く長く続けられるお店を目指す。
あと25年は続けたい(70歳くらい)ので。
そういうイメージ
(M本掲載後)
再び1年目のような注目を浴びるかもしれない、、、
ブレずに安定したものが出せるかどうかかが大事
「数」を売るのではなく、「何をどう」売るのか、に重点を置く
再び注目されているこの機会にやるべきことは、
「カラテチョップ」ブランドの確立
思想
こだわり
姿勢
ビジョン
そういうものを表現していくことにエネルギーを使う
ええやん