邂逅 ー 2022年10月 東京空手ロード | 武道上達法研究会|新大阪・川崎で沖縄空手指導

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10月29-30日と上京した。29日土曜は東京稽古会指導、30日日曜は 「親が子供にみせたい格闘技大会」 敬天愛人練武大会観戦、そして敬天愛人大会のあとは手合わせ稽古会参加と充実した週末だった。

大会後の手合わせ稽古会では邂逅があった。

 

1)大気拳士 Mさん
Mさんと私は同学年、還暦武友である。
Mさんとは3年前の敬天愛人手合わせ稽古会がはじめての組手だった。こちらの攻撃に反応、防御されるのだが「防御していると感じない防御」で二の手が非常にだしづらい。構えた両手がブラックホール。あとで澤井健一先生存命時より大気拳を修行されているベテラン武術家と聞いて納得したものだった。
Mさんのほうも私の戦い方が印象に残ったようでFBでいつかまた手を合わせましょう、とのやりとりもあり今回ようやくの組手再会となった。
華奢に見える体つきなのだが長年立禅をされているせいか体幹が強く簡単には崩れない。あせって前進すると足技でこちらが崩される。やりにくく、楽しく、あまりに充実した組手だったので最後は数ラウンドMさんを独占させてもらった。隣で見ていた共通の武友ベッテイさん曰く「この二人の組手はいつまでも見飽きないなぁ」。どこかで動画がアップされていないだろうか。

2)大会ボランティアスタッフHさん
大会会場で「先生!ご無沙汰しています!」と声をかけられた。なんと以前当会東京稽古会に所属していたHさんではないか。このHさん、極真空手と並行した稽古生、当会に入会したのだが運悪くコロナ禍の最中。それまで隔月開催していた稽古会が3-4か月おきとなった上、Hさんの仕事も不規則で久しぶりの稽古会にも欠席が重なった。年2-3回の出席ではさすがに術を身につけるのは難しくやむを得ず退会となった。ムードメーカーでもあったHさんの退会は私も残念だったが思いがけぬ場所での再会、聞けば今大会にボタンティアスタッフとして参加し、大会後の手合わせ稽古会にも参加するとのこと。
それならと手合わせ組手を行い、在会時は十分始動できなかった組手指導的を行った(少し緊張していたようだが)。顔面攻防ありでの接近戦、上段攻撃の防御、相手の手を封じての前進など、極真ルールでは使うことは稀だろうが今後の外部との交流に役立ててくれればうれしい。

二日間充実した上京だった。写真・動画をあまり撮らなかったのが悔やまれる。今年の東京稽古会はあと一回。コロナ禍もようやく落ち着きそう。来年こそは東京会員達の飛躍を期待したい。