「使える心道流」について | 武道上達法研究会|新大阪・川崎で沖縄空手指導

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型や約束組手にとどまらない「使える心道流空手を教授する」ことをミッションと考えています。

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(上記質問に対する回答です。長文の回答となったのでブログにも掲載します。一部修正、補筆しています)

当会のキャッチコピー「当会のミッション ・使える心道流を伝えること」についてのご質問と思います。まず私は「使える空手」「使えない空手」という表現で空手全般を論じたことはありません、この点認識ください。空手全般への批評を行う意図も資格もありません。

私が稽古した流派の当会での稽古内容について「使える心道流空手」という表現をしています。

私が20年師事した心道流空手の先生は型も組手も見事なものでした。自由組手でも前に立つと「これはかなわないな」と感じさせるものがありました。先生の高名と技術を知って多くの会員が入会しました。
ただ、残念なことに先生の指導を受けたもので他流派相手の自由組手で古伝空手の技術を使えたものは寡聞にして存じません。強い後輩はいましたが心道流の技で強くなったというよりそれぞれが以前行っていた格闘技(キックボクシングなど)のおかげで入門当初から強かったというのが実情でした。

10年近く真面目に稽古を行い、黒帯をしめながら「どう戦っていいのかわからない」といった状態が普通でした。プロ相手の戦いならまだしも、普通の空手茶帯レベル相手に何をやっていいのかわからず、一方的に打たれるような組手の実力で本当に流派に誇りが持てるでしょうか。
私は会員たちにそのような思いをさせたくないので「使える心道流空手」を目指しています。心道流の型で示された技術は普通に組手などでも使えると信じています。

念のために申しますが心道流の技を組手で使える先生方はもちろんおられるでしょう。しかし黒帯になっても型と約束組手しか経験がなく、自由組手になると通常の全空連やフルコン空手と変わりない動きになる方のほうが圧倒的に多いように思います。

 

なお、当会は現在インディーの空手教室であり、組織としての心道会には所属しておりません。本来なら流派名を名乗るべきではないのですが「流派はどちらですか?」の質問を少なからずいただいたので一定時期より当会のバックボーンとなる流派名がわかるようにしています。