カーリングを、スポーツの試合の最高峰であるオリンピック競技に入れて良いのでしょうか?

5月16日放送の『水曜日のダウンタウン』で、札幌国際大学女子カーリングチームがカーリング素人の大食いタレントに負けた。

札幌国際大学女子カーリングチームは、2017年全日本大学カーリング選手権の優勝チームである。

 

カーリングに大食いをプラスしたバラエティの企画で、大食いチームは、使用したストーンの数も大学生より多かったが、素人の為最初はストーンを得点ラインの外に出してしまっていた。

だがすぐに大食いタレントの女性はストーンを円の中に入れる精度を上げてきた。

そして、カーリングの醍醐味である円の中央にストーンを置く勝負に、札幌国際大学女子カーリングチームは明らかに素人に負けた。

どういうことだ?

体力勝負の競技で無い以上、技術で素人を圧倒しなければいけないのに。

テニスや柔道、レスリング等の他の競技でもチェスや将棋でも、こんなことはあり得ない。

 

知恵袋でのカーリング擁護派の意見↓

 

『(カーリングは)トップレベルの選手になるのはそれなりの練習、実戦、実力が必要です。

あと1週間の大会で毎日1、2回の試合をこなすため集中力とスタミナが不可欠です。

ブラシをかけると100m走ったぐらい体力を消耗して、それを一試合30〜40回こなします。

ロコソラーレの選手は氷上練習の他に一年中ウェイトやランニングを取り入れている立派なアスリートだと思います。
あと誰でもまれにストーンを狙って所に投げることは出来ますが、それを一試合で一人20個、チームとして合計80個を正確に投げるのは難しいです。

それも他のストーンを弾き飛ばしたり、自分のストーンを狙った場所に置くなど力加減などの調整も必要で、体力だけではなく集中力も不可欠です。』

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14157564289

 

だ、そうですが、そうは見えなかった!

 

札幌国際大学女子カーリングチームは素人のチームと接戦をしてしまった。

過去にもオリンピック出場チームが、中学生や月に2回しか練習できていない共働きの夫婦に負けている。

トップレベルの選手の練習、実力、スタミナって何だ?

 

↓巷では、この内容よりも、『出演したカーリングチームの学生が可愛い』と話題らしい・・・。

馬鹿だな。

競技なんてどうでもいいんじゃないか。

 

そして、2023年3月に行われたカーリングの女子世界選手権では、開催国スウェーデン、カナダの強豪2チームは妊娠中の選手が奮闘した。6月に出産予定の選手のおなかは、一見して分かるほど大きい。

おなかの大きな妊婦は、一年中ウェイトやランニングを取り入れている立派なアスリートなのでしょうか。

 

カーリングの五輪出場選抜は他国でもチーム単位であり、このことについて知恵袋では以下のやりとりがある。


『質問「どうして,カーリングの代表チームは,チームごと選ばれるのでしょか?
日本だけそういうルールなのですか?
素人考えですが,日本全国のチームから優秀な選手を選んで,チームを作ればいいのに,と思います。
野球だって,サッカーだって,そうやって代表チームを作っていますよね。なぜ,カーリングはそうしないのでしょうか?
同じチームで長く戦ってこないと,うまくいかないのでしょうか?」


回答「カーリングはそういう競技なのです。
成功と失敗の繰り返しで、勝ち負けが紙一重のカーリングには、チームワークと選手間の相性や相互理解が不可欠と言われています。」』


『チームワークが重要なので』とは、野球やサッカー、バレーボール等の他の競技でも同じである。


『カーリングはスポーツか?』という議論は日本だけではなく、欧米でもある。
スポーツの定義はrecreation
も含むので、『カーリングはスポーツか?』といえば、スポーツである。
高強度の運動が苦手な方々が、ゲートボールやカーリングを楽しむのは大いに結構であり、誰にも批判される筋合いは無い。だがこれを外野が「五輪競技に入れろ。迫力がある。感動しました。精密で高度な技術の競技だ。女子選手が物を食べるところを見せろ。」と言い出すと違和感が生じる。

お年寄りが公園でゲートボールを楽しむのは実に微笑ましいが、それを横で見ている若者が異常に興奮していたら怖いだろう?

 

冬季オリンピックでの、カーリングに対する、ネット上の一般の方のコメント

 

いやー、面白かった!カーリングは深いね。頭脳戦と技術。
これからも日本チームいけるよ。期待しています。」

 

「見ててドキドキしました。スーパーショットも決まってたし次も楽しみです。

ドキドキするの?

 

カーリングは毎大会テレビ観戦してたけど、こんなに面白かったっけ??って思うくらいに本当に楽しませてもらいました!
男子も女子もかじりついて観てました。明日以降も楽しみです!!

 

カーリング女子がかわいいので、そっちに興味があります!←こいつは論外。

 

おめでとうございます。
彼女たちのこの笑顔、掛け声、おやつタイムに日本中が元気づけられました。
昨日は悲しかったけど最後に笑えて良かった。
2018年2月24日

 

「おやつタイムに日本中が元気づけられました。」ってどういう意味だ?

「日本中」って…、下記の野田氏もそうだが、「カーリングを冷静に見ている人間」を巻き込まないでほしい。

私は選手が物を食べている姿になど興味は無い!

 

何で皆、こんなに興奮できるのだろう?

カーリングは、各自プレーをして楽しむのは大いに結構だが、外野に「素晴らしい!」「感動した!」「オリンピック競技に!」と騒がれると違和感が…。

私は始めてカーリングというものをTVで見たときに、藤子・F・不二雄先生の『みきおとミキオ 』の第17話『メンバンのチャンピオン』を思い出しました。

 

『メンバン 昔はメンコとよばれ子どもの遊びだった。

長いあいだ忘れられていたが、21世紀の終わり近く、にわかにブームとなり、ルールも変わって大人のスポーツとなる。』

「へえっ、それでとうとうプロまであらわれて・・・・・、世の中変わるもんだね。」みきおとミキオ 』より

 

 

カーリングをベタ褒めする人は、自分自身がスポーツや武道をやったことのない人では?

スポーツや武道の経験者は、カーリングを見ても興奮などしないし、「しんどそうな競技だな」とは思いません。

私は極真空手に打ち込んできたが、カーリングを積極的にくさそうとは思わないが、絶賛はできない。

 

あと、『おやつタイム』って何ですか?

カーリング女子もぐもぐ銘菓「赤いサイロ」注文殺到

他のもっと運動強度の高い競技でも、インターバル中にものを食べたりしません。

女子選手がおやつを食べるさまを見たがる人が大勢いるから、新聞のラテ欄に『おやつタイムは第5エンド終了後に』とまで書いてある・・・。

カーリングが好きな人はこの状況が嬉しいのでしょうが、スポーツ実践者にとっては奇妙な状況です。

読売新聞も、カーリングの記事で以下のような信じられない馬鹿みたいな幼稚な文章を書いている。

 

「そだねー」明るく おやつ「もぐもぐ」

注目を集めたのは、第5エンドが終わった後のハーフタイム。

車座になってイチゴやリンゴ、ドライフルーツなどをほおばりながら、作戦を話し合う。

小野寺亮二コーチ(57)が果物を調達し、皮をむいてみんなに持って行くのは本橋選手。

ピクニックのように楽しそうな様子は、ファンから「もぐもぐタイム」と呼ばれた。』

読売新聞 2018年2月24日朝刊

 

こんなバカ記事を読まされて、「カーリングを批判するな」と言われても無理な話である。

 

『一方、私が偏見を持って見ていたカーリングは、このオリンピックでひたすら見直した競技だった。

閉店直後の店の床をデッキブラシで擦っているような姿だと、一度は揶揄したことのある人間は私と共に今、土下座するべきである。

(中略)「偶然」と闘う「知性」を要するスポーツに見えた。

今までのこと、土下座します。』

同じく、読売新聞 2018年2月24日朝刊 野田秀樹

 

野田氏はよほど土下座がしたいらしいが、勝手に一人で土下座してろ。

男が安易に「土下座する」と書くな。

彼は一体何に媚びているのだろう。

「偶然」と闘う「知性」を要するスポーツに見えた。とは、野田氏もカーリングが結構、「偶然」に左右されるスポーツということを認識しているということか。

だからオリンピック出場チームが中学生に負けるなど、技術が安定しない

他の競技でも偶然の影響は受けるが、カーリングほどではない。

やはり、カーリングを取り巻くこの状況は異常であり、奇異である。

 

倉敷カーリング夫妻が五輪ペア撃破 混合ダブルスで西日本代表初4強

山陽新聞 3/30(金) 23:52配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180330-00010010-sanyo-l33

『平昌冬季五輪代表が出場し注目を集めたカーリングの第11回日本混合ダブルス選手権(14~18日・青森市)で、倉敷市の北村友和さん(42)、雅美さん(42)夫妻のペアが、西日本ブロック代表では初の4強入りを果たした。

練習環境に恵まれないハンディを乗り越え、五輪ペアも撃破した2人は「地元のカーリング熱盛り上げに貢献できればうれしい」と話している。』

 

↓過去のネット上の意見

『以前、「所さんの目がテン」という番組で、普通の高校生とカーリング高校生の体力測定をやっていました。

普通の高校生より劣っている面もあったり、互角かそれ以下という結果でした。

特殊な体力もいらないスポーツだと思います。』


『冬季オリンピック トリノ大会の時、躍進を見せたチーム青森。       

ただ、帰国後の国内での試合で、中学生のチームに負けたんですよね。 

変な競技だと思いました。

オリンピッククラスのチームが中学生に負けるなど、他の競技ではありえません。

氷上のチェスといわれるカーリングですが、チェスの世界はよくわかりませんが、仮に将棋でも、名人戦に出るような棋士、それ以前のA級棋士が、中学生に負けるなどは考えられないでしょう。それが天才だと呼ばれている中学生だとしても。』

 

以下、『知恵袋』等での、ネット上のやりとり。
カーリングが好きな人ってなんか、口が悪いし、怖い・・・


質問1 maho_honey_bさん
カーリングがオリンピック種目、これでいいのですか?                        

カーリングっておはじきみたいなものでしょう?
カーリングがオリンピック種目になれるのなら、百人一首、金魚すくい、釣り、最近は流行らない大食い大会みたいなものもスポーツになってしまいます。                  

カーリングって、つまりは力の入れ方で滑らせて的に近づけるだけのことで、これっておはじきと同じではないです?                                       

私的にはカーリングがスポーツというのは、「ちょっとお願いします・・・」という感じです。  

カーリングもじゃんけんもあまり変わらないと思いません?


回答 カーリング擁護派の意見
fuu3getuさん
すごい。カーリングを観てこんな事を言えるなんて、余程体力と精神力に自信のあるアスリートとお見受けしました。                                       

ましてや、20kgもあるストーンに四苦八苦している私にとって、それをおはじきみたいときっぱり言ってのける貴方の能力は非常にうらやましいです。(?カーリングは別に20キロの石を持ってウロウロする競技ではないでしょ?四苦八苦するの?)                    

是非、カーリングに挑戦をして、私を含めた日本にいる数千人のカーリング選手を蹴散らしてオリンピックに出てください。期待します。


s0510509さん
サッカーのワールドカップ、これでいいのですか?サッカーって缶蹴りみたいなものでしょう?                                                     スキーがオリンピック種目、これでいいのですか?スキーってただ滑ってるだけでしょう?

野球が国技、これでいいのですか?野球って的当てと棒を振り回すのが混じっただけのものでしょう?                                                

柔道がオリンピック種目、これでいいのですか?柔道って野蛮なだけでしょう?       

とか、まぁいくらでも言えますよね。(言えません!屁理屈です)                               

興味ない人は興味ないでいいじゃないですか。ファンの方やプレイヤーの方もおられるのでわざわざ悪口を書かなくても。


def_def_tuvさん
あなたの質問て本当に面白いですね。                                

いろいろ見てるうちにあなたがどんな人なのか気になってきちゃいました笑          

でも早めに精神科にかかることをオススメします。(あなたこそ)                        

きっと現実では周りの人間から哀れな目で見られていると思われるので。          

自分でも気付いてるんじゃないですか? 

だからネットの中でストレス発散!(あなたもここでストレス発散!)        

ちなみにカーリングはスポーツですよ。


worldstandardfootballさん
まぁ、まずはあなたのバカにしたスポーツに真剣に取り組んでる選手に謝罪しましょう。  

あなたはその競技経験があるんですか?                              

そうじゃなかったら何様のつもりですか?                              

そんなに嫌なら見なければいいだけの話です。                           

わざわざネットで批判するお仲間を募るのはやめましょうね。

 

↑カーリングの件に限らず、すぐに「嫌なら見なければいい。」と言う人は多いが、

勿論、見ないが、見なくても問題視している現状(カーリングがオリンピック競技として、他の過酷な競技と同列に扱われているという問題)は変わらない。

つまり問題は解決しないということだ。