6/6、6日目の朝。
今まで順調に全ての劇団さんでお芝居を観てきたのに、ここで劇団獅子さんのみショーでさようならがどうしても気に入らない!ということで、2度目のつくばYOUワールド!!ゲラゲラ←もう朝から既に気が晴れている

ですが3時間丸々観ては次の目的地、「御老公の湯」へ間に合わないので、お芝居だけ観たらすぐにタクシーに乗るというハードプラン。(ちなみに、荒川沖駅までの送迎はあります!行き帰りとも乗れなかったけど…笑い泣き)

あらかじめ受付のお兄さんに「お芝居何時に終わりますか?タクシーってすぐ来ますか?」と質問攻めをして「お芝居が終わったらまた声かけてください!10分くらいで来ますので!」と安心を頂いて、いざ!


お芝居は「槍供養」。(「下郎の首」と同じ)
これがめちゃくちゃ良かったんだな〜〜〜笑い泣き
センター、劇場さんメインなのにお芝居レポの力の入れ具合に差があるとなんだかなって思うんだけど(笑)、いやそれにしても本当に良いお芝居だった…!

ねー

主人である千葉三郎兵衛を妃咲繚座長(ゲスト出演)、主人を心から敬う家来 六助を獅童礼斗座長。
私はこのお芝居を他の劇団さんで何度か観たことがあって、どちらかと言うとあまり好みのお芝居ではなかったのだけれど(ただただ病むから)、主人と家来、互いを思いやる心が両座長の表情やちょっとした所作からじわじわと掴むように見えてきた途端、溢れ出る感動の涙を止めることが出来ませんでした。
まず獅童礼斗座長の六助の、安心感に掴まれた…!
もちろんお芝居の安心感ではない…主人を心底崇拝していることが分かる、場面場面での細やかな熱い視線だとか、主人を追って来たのにも関わらずうっかり旅籠間違いをしてしまった時の、主人に迷惑を掛けたくない一心で、神にも懇願しているかのような表情にグッと心を掴まれました。
良い意味で"圧"がない、ホッとする人物像がとても合っていました。
主人の槍を奪い返したい、戸惑いながらも我が腹を切った六助。倒れこむ姿を発見した主人が、六助の願いである"槍を返して貰うために首を持って行って欲しい"ということ、そうして苦しむ六助を一秒でも楽にしてやるために、ともに自分の魂をも削るかのような剣幕で振り上げた刀。

この瞬間の、千葉を演じる妃選咲繚座長の気迫に息を飲んだ。(自分のために命をかけた大切な家来のトドメを、主人である自分が刺すなんて…この文章を打ってるだけで胃が痛むわ)
今まさに死に差し迫った状況…六助を演じる獅童礼斗座長の、主人に首を取られる瞬間の目と、ダラダラと額に流れる汗があまりにリアルで、あ、この人本当に死ぬかも…と思うほどのめり込んでいました。
槍と六助の首を持った千葉の最後の言葉(雰囲気だけ)「私が其方を斬ろうとした時、あちらでは其方の家来が主のために咄嗟に刀に手を掛けた。家来はいつでも主のために命を捨てる覚悟があるが、私たち主どうだろう。それほどまでに家来のことを思ってやれているのだろうか…。」
六助を騙した人間であっても、その下には命をかけて守ろうとする家来の存在がある。自分と六助とを重ね合わせ、仇討ちを止め、遠い空の六助に呼びかけた千葉の涙がとても熱かった。

私がただただ病まなかったのはきっと、槍を奪った一家の親分が六助の首を見て、「あの時は酒に酔っていた…申し訳ないことをした…。」と素直に謝る描写があったからです。
極悪非道な奴め!地獄まで落ちろー!まで思ったことがあった親分でしたが、劇団獅子さんはここが個人的に救いでした。


で、

だばだば泣いて笑い泣き笑い泣き笑い泣きこの顔で速攻向かった受付のお姉さん「タクシーお願いします……!!!」(ほらさっきの話!)


「あ、えぇと…今からですか?」


あ、間違えた笑い泣き笑い泣き笑い泣き(さっきのお兄さんじゃない)


この人めちゃ泣くやんどうしたんと思われたであろう…ああ…と羞恥心を隠しながら、涼しい顔してタクシーに乗り、荒川沖駅へ向かいました。


荒川沖駅から移動して古河駅へ。西口から「御老公の湯」まで、無料のシャトルバス(10時、12時、17時)が出ていますゲラゲラ送迎サイコーッ!(今は前日20:00までに要予約)
16時45分ごろに着いて、またカッパ王國の時のように乗り場が分からなかったので、探す前にもう即電話!

「送迎バス乗り場ってどこですか?」
「あ〜まだ5時になってないんで…ねー
「どこで待っていたら良いですか?」
「5時になったら行きますんで…ねー

どこへよ!?


この時察したが、どうやらセンターさんと地元の方との間には、私などよそ者には分からないその地域の常識というのがあるのだろう…。(ロータリーをぐるぐる回ってるから立ってたら分かるわよ!みたいな)(よく駅前で見るあのバスよ!みたいな)


5時ジャスト頃に、バスがぐる〜っとロータリーを走りながら停車。駅を出て、左手にあったコンビニの前辺りに止まったかなぁ。

デデン!こんなバス。
窓には公演中の劇団ポスターが貼られている。
…のだけれど、
6月公演 劇団荒城さん、初めて見たお顔がバスの車内からのこの裏ポスターだったので結構なインパクトでしたガーンコワッ

さて、着きましたーって
ドンドンドン!ドンキー!
あまりのドンキに(どんなドンキ)眼が覚めましたが、
御老公の湯はこの建物の二階!

すでに入り口から漂う、「ゆっくりしてってや〜」感。
暖簾の字体とか、全体的にホッとする入り口のデザインって良いですね〜。


(カッパを思い出しながら)ええんですよ!!!?明るくってファミリー向けで!!!子どもも喜ぶんやろうなぁ!!!!ガーンガーンガーン


こちらでは宿泊も出来るので、予め手配をしておきました。受付で鍵を預かり、宿泊のエリアを目指します。

なんと素敵な戻り橋。(赤い橋を街中で見ると全て戻り橋と呼びたくなる)
スコーーーンと、先が見えないほど伸びた廊下。私の部屋はどこかしら。。。

随分と端っこの部屋でした。
一泊6000円。高くもないけど…特別安くもない。移動を考えれば安いからゲラゲラ(と、喜んでいましたが後々お会いした荒城ファンのマダムに、女性専用の休憩室でも一晩寝れるよ!6000円いらないよ!とひそひそ話で教えてもらい、次回は是非とも休憩室でぇぇえ〜〜!!!と、闘志を燃やしたのでした。)


ポスターもたくさん。これでお名前を覚えようという時間。

劇場の入り口。御老公の湯さん、館内がとても広くて、どこかなー?と探している時間すらも楽しかったです。「なごみ座」って、いい名前ですね。劇団荒城さんではなごめなさそうですけど。(いらんこと太字で言うな)

タペストリーが…!!
清水次郎長で統一されてる!かっこい〜〜!!!!
自己紹介みたいでお芝居や舞踊中にチラッと見ながら確認できて初心者には優しいな。。もぐもぐ

この写真では分かりづらいですが、手前のお客様の向こう側はさらに低い段差があって、私はそのスペースに座りました。机は同じ感じで並んでいます。後方の席からも舞台が見やすい作りでした。ウシシ


6/6 夜の部のお芝居は「富くじ千両土産」
祭りで千両が当たった富くじを懐に隠し、その金を全て母へ渡して親孝行がしたい新吉(和也)は、母の元へ行くべく船着場で船を待っていると、一人の渡世人(勘太郎座長)と出会う。
話をするうちに二人は意気投合、船で移動を終えて別れる間際、こうして会えた縁を大切に思った新吉は、渡世人に「友になって欲しい」と頼む。
堅気の新吉からの頼みを受けた男は、互いの立場を考慮して躊躇いながらも新吉の友となる。
またいつか会おうと暗い山道での別れを交わしたが… 千両の富くじを目当てに新吉のあとを追ってきた侍(真吾座長)が現れる。侍は、祭見物をしていた際、当たったと喜んでいた新吉に目をつけ、新吉を調べ上げたのだった。
初めて観た座長の姿がこの悪役の侍で、さらりとした台詞のいい回しで、背は高い・声は低い・すんごいワル顔←あまりの恐怖で三角座りの抱え込んだ膝がピターッ!とくっついた笑い泣き
侍は上手い言葉を並べ、金を借りようとするが丁重に断る新吉。←この和也さんの丁重具合がものすごく丁寧なお芝居で、あぁもうほんとに心中お察しします…って感じ
その後、山中から大声を聞いた渡世人は嫌な予感がし戻ってみると、新吉は変わり果てた姿になっていた。侍の仲間(船で居合わせた男衆に金でグルになるよう話をつける場面があった)に殺されていた。
富くじを友に預け、自分の代わりに母に渡して欲しい…と最後の言葉。←勘太郎座長、和也さん熱演!殺された後すぐ富くじを奪って行かなかったのは、船着場で渡世人に、腹の中に隠して腹を抱えていたらそこにあると教えているのと同じだからもっと分からないところに入れておくように、と言われたのを聞いて、脚半の内に入れていたために気づかれなかった

友は母の家を訪ねことの事情を伝えるが、そこで再び侍の登場。新吉と約束した富くじを母に渡すことと、そしてもう一つの仇を討つことを果たす。こんな物がなければ…と富くじを破ろうとする母に「破っちゃならねぇ、これは新吉さんが命をかけて守ったものだ」と止め、大切な友の心中を悟りながら去って行く渡世人のラスト。

ほんと、富くじさえなければと思わざるを得ない話だ…と、悔しい思いをさせるほど入り込める細かい描写、丁寧な表情と言い回しで流れも分かりやすかったです。何より、真吾座長の悪役が悪すぎて本気で身体が強張った。
心の中は「スゲー!!スゲー(゚∀゚)!!!」(歓喜)

劇団荒城さん、もっとたくさんのお芝居が観たいです〜。



舞踊ショーは、お写真SNSへの掲載NGとのことでお写真は御免なさい。
なんせ男前ばっかりよおーっ!←初めて使う顔
ありがとうオトコマエ!ってなるおーっ!

送り出しの際は和也さんとだけお話しさせて頂いて(基本的に私は朗らかな雰囲気の役者さんが好きですにやり役もあったかと思うけれど)、部屋に帰り、鬼のような形相でツイッターにレポを上げて寝ました。


7日目に続く……。



(さて、このノロマな更新記録はいつ終わるのでしょうか!!)(頑張れ‼︎)(笑)