ホテルふじやで目覚める朝。
昨晩手洗いした洗濯物の乾き具合をチェックして、いやまだだなぁ…と下着上下セットをハンガーにかけていたら、8時にコンコンコンコン!!ってドアの音。だれや…ねーと思いながら出ると「朝食の準備が出来ましたのでどうぞ!」とおっちゃん。


今行くとこやったがな!(ちょっとマテイ

気を取り直して朝食。
やっぱり和食がホッとするねにやり
タペストリーを見ながら朝ごはんを食べるのは初めてでしたもぐもぐお顔とお名前を確認しながら…ふんふん。
もう一度部屋に帰って、開演まで時間があったのでもう少し寝ようと思ったら、
お布団がなかった。


って、いうか、↑あそこにかけてた下着上下セット(写真の時はもう外してる)………

おっちゃん…みーたーなー?


切なさと心強さを胸に抱いて、座布団で少し寝てから、10時の開演時間に備えて9時半ごろからゴソゴソ荷物をまとめていたら、聞こえてくるのはカラオケ?のような誰かの歌声。

10時…5分前ごろ、恐る恐る大広間の方へのぞいてみると… 

お、おっちゃん……!!!!(この方とちゃう)

もうこの時は、

このような感じでお客様も着席されていて、どうしようかドア付近でもぞもぞしていたら、「どうぞ、お座りください。一番前が空いていますよ。」と、一番前へ通してくださった。
本当に一番前しかあいておらず、ペコペコと頭を下げながら身を縮こめて歩きました笑い泣き

「今日は若い方がきていますね!普段は、昔の若者なのに…アッ。では今日はロックを一曲…。」と、お話も楽しく、お客さまも反応が良く盛り上がっていました。(そんな、イェーイ!ではないけど)
フォークソング系のロックを一曲と替え歌(動揺と演歌の七五調をコラボさせた)を何曲か披露されました。
(この方は、劇団の方…の認識で良かったのでしょうか…ウインク)


6月公演は、劇団若奈さん。
お芝居は「親子舟唄」
男と女の間に子どもができ、一緒になろうと約束していたところに、男の母親が病で倒れていると知らせが入る。(突然語り出したぞ)
男は母親の看病のために江戸へ帰るのだが、女には言わずに(止められると困る、という流れだった)、6年後に戻ると女にはもう他の亭主 宇之吉がいて…。
男の顔を見た女はすぐにドアを閉めて嘆く。男も辛い事情を話すが、もう既にどうしようも出来ない状況。突然の見知らぬ男の訪問に、どういうことだ、裏切ったのかと宇之吉は激怒して二人を刺そうとしたが、そこに止めに入ったのは息子。

この子、息子。(かわいいいいいいいい笑い泣き笑い泣き笑い泣き)

そのあと、宇之吉が女に突き出したのは刃物、ではなく離縁状。男と女と息子の三人を家から追い出したが、息子は両親の手を振りほどいて育ての父である宇之吉の元へ行き…「チャーン!」と抱きつく。宇之吉は泣きながら息子を追い出し、去って行く三人を遠く見つめ「親子ってのは、後ろ姿も良いもんだなぁ…」と嘆く。この姿が辛かった。

つ、つらすぎた……。(号泣笑い泣き)


宇之吉役は、右の座長。左の女優さんは、裏切ってしまった女役。

どういう風に書いても語弊がありそうで難しいのだけれど、山奥の小さなホテルで大きくない舞台、多くない客席で、とっても素敵な公演でした。
分かりやすくてどれだけ良いお話でも、観る側の心に残るかどうかというのは、演者さんによってそれぞれ。ですが、劇団若奈さんのこの日のお芝居の丁寧さと一生懸命さは、一番前に座った者が分からないはずがありません…。ご家族の劇団さんならではの暖かさが伝わる、とっても良いお芝居でした。

口上挨拶で紹介されいたグッズ。
体洗うネットって

なにそれ

一部が舞踊ショー1時間、二部がお芝居1時間だったので、終演後は泣きっ面のまま送り出し。お一人ずつお写真を頂こうとしたら、なぜだか
こんなことに。(ありがとうございます!!)


どこどこまでもアットホームで心が安らぐ劇団さんでした。
↑私まるで劇団さんの裏方みたいになってるほっこり