ざわざわしたままたメーギ浜に到着。
自転車を置いてから階段を上がり。
途中、泳ぎにきていた島民の男の子が挨拶をしてくれて。



風が少しだけ吹き、太陽の暑さを感じる
静かな静かな時間。
久高島に入ってから津堅島とは違い、包みこまれる感覚ではなく内と外を引っ張られる初めての感覚。
内が外へ、外が内へ。



浜を歩いている途中で、ヒトデを発見!
ゆらゆらと、在るままに。



海の色、潮の香り。
五感が冴え渡り。



太陽の陽射しが強く、日陰に避難。
海につけた足を乾かして。
ゆっくり水分補給。

休んだ後は自転車に戻ると、
手のひらサイズのきれいな巻き貝が、かごの中に入っていてびっくり。
手に取ると先ほど挨拶してくれた
男の子の映像が。

心暖まる贈り物。
だけども島の約束。
暖かい心を受け取り巻き貝は海へ戻して自転車を出発。

ご老人に教えてもらった経路を思いだしながら進み。

意識がはっきりしてくる。
そんか感覚が不思議で。
内から聴こえてくる唄がなんだか
だんだん大きくなり。

砂利道をこいで到着。


ひとは誰もおらず。
静かに時間は流れて。
風がざわめき。
もう少しこちらへこちらへ。



呼ばれるままに近くまで。
腕を顔を触られる感覚を感じ。
きたね、きたね。
還ってきたね。

怒りではなく喜び。
在る、それがはっきりして。
頭を映像がかすめ、意識は戻り。
それからきちんと挨拶をして。

蝉が鳴き。
蝶がたくさん周りを舞い。
不思議な感覚。
誘われている。
いや、案内をしてくれているのか。

時間差で別な人がきた時には、
もう蝶はいなくなっていて。

樹の香りに混ざるお香のような香り。
そっと顔をあげ、肺を満たすように
空気を取り込み。
しばらくはそこからは、動けなくなっていました。