湯沢に行きました。

釣りをしに。


元うちのドラマー、鳥前さんと。

やっぱ空気がいいね大台沼。


くっそ寒いけど…笑

このブログには定期的に書いておりますが、私近野淳一は釣りは釣りでも「ヘラブナ釣り」しかやりません。


ヘラブナっていうのは鮒(ふな)の一種で、性質がナイーブで釣るのがなかなか難しい魚として、釣りに深入りした一部の人間たちに愛される釣り好きの中でもマニアックな対象魚です。


食べても死にはしませんが、食べるために釣る魚ではありません。


キャッチ&リリースです。


釣るまでのプロセスを楽しむ釣りです。


恋の成就、志望校に受かる、大会で優勝するなどなど。


その結果は確かに素晴らしい。


でも、それをゲットするまでのプロセスの方が素晴らしい経験であり物語であり人生の宝じゃないかと。


食べる魚釣るっていうのは誰もが理解できる「ステータス」。

後ろめたさの無い「良い趣味」なんですよ。


もともと自分もやってたんすけど。


ただ、音楽の方が仕事にしてるくらいめっちゃ楽しいので、釣りなんかしなくても生きていけるって心の底から思ってどんどんやんなくなっていったんです。


ただ、ヘラブナ釣りは別物。


釣り以外においてもそーなんだけど。


「釣れた」んじゃなくて「釣った」って思える瞬間って、マジ最高じゃないですか?


「たまたまそうなった」ではなく「してやった」の方が気持ち良いでしょ。


それを味わえるのがヘラブナ釣りなんです。


故に、少しでも間違えた事やってると全く釣れません…。


釣るの難しいくせに、食え(わ)ない魚。


誰がやるんだそんな釣り…笑


でも、例えば「ゲーム」ってめっちゃ面白い。


クリアしたからって何か食べれるわけでも、お金が貰えるわけでもないのに。


一見不思議だけど、人間に生まれたからこそ、表面的な生産性に支配されない「裕福」を得られるのだと思う。