昨日届いたVOX MVX150C1。
やっぱり爆音出さずにはいられなかった。
癒しの空間、由利本荘市、ジプシーワゴンへ。
バンドで使えるだけの音量が出るのかが心配だったが、スタジオにあったJCと比べて全く音圧は劣らなかったので恐らく全然大丈夫。
ただ、スピーカー1発だからかJC程の広がりは無く、代わりに纏まりがある。
クリーンチャンネルではボリュームよりゲインの方が音量稼ぎになるようだ。
自分はペダル踏みなので、リズム&リードチャンネルは使わないが、いちお確認したところ、こちらでのゲインはクリーンチャンネルとは違い歪み量として機能するのでボリュームはフルテン近くまで上げないと自分が設定したクリーンとのバランスは取れなかった(対してクリーンは6割くらい)。
ブライトスイッチはオンにした方が高品位に聞こえた。
ファットスイッチは部屋で使う1/1000パワーでは太さをくれたが、大音量では詰まった感じになったので解除。
クリーンチャンネルは3バンドEQではなく、シンプルにトーンのみ。
意外と大丈夫。
「ハイ上げて」「ハイ下げて」にはなんとなく対応できるが、「ちょっとベース下げてくれない?」と言われたらおしまいかも?
そんなトーンよりも自分が一番驚かされたのが、プレゼンス、レゾナンス、そして背面のバイアスつまみ。
この3つの設定次第で全く違うアンプになると言っても過言ではない。
プレゼンスは高域のキラつきを調整、レゾナンスは左に回せばドンシャリ、右に回せば真ん中が強調され、音色の全体バランスが変わる。
バイアスはビンテージの方に回すとパワーは落ちるけど色気のある音に、モダンの方に回すとパワフルでハリが出てくるけどフルにすると固くトランジスタっぽい音になる。
自分は今使っているデュアルレクチに近づけたかったのでレゾナンスは左方向、プレゼンスは絞り気味、バイアスは真ん中あたりに今日の段階では落ち着いた。
そして、最終的な決め手になったのが音量を出す事。
マスターを上げて、150W許容入力のスピーカーをしっかり鳴らす事で倍音もブーストされ心地良いコンプレッションが生まれた。
音量を上げる程良い音になるというのは、チューブらしくて好感が持てた。
これがバンドでやった時にデカすぎないかちょっと心配ではあるが…。
ラインアウトの音も確認した。
ラインアウトからミキサーのインプットに挿して、アンプ側をミュート。
モニタースピーカーからのみ音が聞こえる状態にしてみたが、だいぶアンプのスピーカーから聞こえる音に近い。
これがライブ時も足元から返ってきて、外音にも反映するなら有難いかぎりだ。
もしかしたらマイク立てなくても良いかも。
内蔵キャビネットシュミレーター、かなり優秀。
設定をプリセットできない、内蔵エフェクトが無い、などなど一台ですべてをやろうとするアンプに比べれば機能が足りないかもしれないが、もしそういうアンプだったら魅力を感じていない。
マイペースな自分に丁度いいアナログ感を残してくれてるから助かる。
後はスタジオでバンドで鳴らしてどうなるかだ。
スイッチャー事件の時のようにならなければ良いが。