昨日、2017年11月25日(土)。


ロックバンド鴉として初めてひとつの地域を盛り上げるべく「鴉西仙独演祭」を行いました。


ライブハウスに限らず、機材を持ち込んでやりたいところでライブをする、そのきっかけになったのがここ西仙北の「お食事処としま」。

ライブ当日限定メニューからはじまり、気づけばメニューとツーマンライブしていたり。
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ただのウケ狙いでしたが、こんなことをやっていくうちに今「自分の音楽は音楽でできていない」ような気がしてきました。

日々の出来事や出会いが曲になっている。

今回、「独演祭」=「演奏するのは鴉だけ」にしたのはそんな音楽以外から刺激を受けて新たな音楽を作っていくためというのもあります。
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自分の世界を広げてくれた特別な場所。

としまだけではなく、この街の沢山の人と顔馴染みになりました。

そこが、夏のある日突然降った大雨で被害を受けました。

何もせずにはいられず、すぐにチャリティーワンマンを開催。
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急な開催にもかかわらず、沢山の方から募金していただきました。


連日ライブで無茶がたたり、喉を潰してしまい声が出なくなった時、練習もレコーディングもできず悶々としているところにとしま兄貴のすすめで大佐沢公園でヘラブナ釣り。
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美しいロケーション、魚も良型揃い。


素敵な時間が悶々としていた心を和らげてくれました。


「この街を盛り上げたい」


自分を売り込むことだけをやってきた自分が、生まれて初めてそんなことを思いました。


としま兄貴や、よく出させてもらっている同じ大仙市のラジオ局「FMはなび」の福原さんに、西仙北で無料のイベントをやりたいという相談をしたところ、ありがたいことに全面的に協力してもらえることに。


その後、他にも協力者が増えていき小さいながら実行委員会が立ち上がりました。
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ミーティングを繰り返し、開催場所は歴史の長い西仙北中央公民館になりました。

そして西仙北支所からも援助していただけることが決まり、公民館の体育館に思っていたよりもかなり本格的なステージが組み上がりました。
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当日は例年より早く降り出した雪の影響で、開催時間11:00にはまだぽつぽつとしか人影がありませんでした。
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それでもこの天候にも関わらず来てくれたお客さんを、飲食ブースのみんなや大道芸マッキーさんが楽しませてくれました。
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しかし朝8時から雪寄せに追われ疲労しながらも、外で飲食ブースをずっと守ってる実行委員のことを思うと、頼むからもっと来てくれと祈らずにはいられませんでした。
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昼時も過ぎ去り、午後。

まだ変化はなく。


よし、もう何人でもガッカリした顔や音は絶対出さない、出来る限りをステージで尽くそうと決意を固めた14:30頃。


徐々に人が。
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お客さん一人一人を元気に迎えてくれた、西仙北中学校からお手伝いにきてくれた生徒さんたち。
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第1部の鴉ライブ前に集まってくれたお客さんたちをまた全開で盛り上げてくれたマッキーさん。
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ライブが始まる頃には沢山の人が目の前にいてくれてました。
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改めて、人が足を運んで来てくれることへの感謝を噛みしめました。


西仙北中学校の生徒さんがこれまた元気な西仙ソーランを踊ってくれて、最後の決めポーズに続いて千葉さんのドラムから、バンドがドカーンと響き渡る。
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何も言わずとも、座っていたお客さんが立ち上がり
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小さな子供が飛び跳ねているかと思いきや、その横でお爺ちゃんが拳を振っている。
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感動。
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皆さん、最高の歓声をくれました。


これだけでも大成功なのに、無料イベントということで運営資金を少しでも助けてもらうため設置したカンパ箱にもたくさんカンパしていただくことができ、特典CDもほぼ無くなりました。


飲食ブースの方もお客さんの入りとともに後半に売り上げが伸びてくれたようで嬉しいかぎり。


初の試みとしては本当に大成功です。


しかし、改善点も山ほど知ることができました。


そして、描ききれなかったこのイベントの趣旨や意味も終えてから湧き出てきました。


だから、また来年やりたいです。



やらせてください。



もっともっともっと楽しい祭にします。



ここに紹介しきれていないたくさん協力者の皆さんも本当にありがとうございました。