こんばんは。
鴉は現在カッコいい代車で東京へ向かっております。
昨日もスタジオだけの日。
浮いた話も何もありゃしません。
ワンマンへの熱い思い。
昨日言いました。
なので…。
長い移動時間を利用し。
「語れどソイツは需要無え…」第10回~OCD~
これを使う前は愛用アンプMarshall「DSL50」のクランチチャンネルをドライブさせ、ディープスイッチを押した状態で写真上段のクローン「ケンタウルス」で薄っすらと色付けするというのをベーシックな歪みとしていました。静かな場面で必要となるクリーントーンはどうしていたかというと、一番右のボリュームペダルでいい感じにゲインが減ったあたりで止まるように削った木片を挟んでおくという原始的手法でした。
ギターソロ等の見せ場で踏むエキゾチック「ACブースター」等も置いてはいるものの気持ちは「アンプ直結派」。
やっぱりアンプで歪ませた音が一番弾いてて気持ちいい。
右手左手の表現を余すところなく再生してくれる。
だからこの時点でなーんも機材に求めるものがなかった。
そんな今年の夏、ボリュームペダルがお逝きになられた…。
享年6歳。
まあ、これまで様々なペダル達を葬ってきた黄金の右足を持つ私のボードの中でそこまで生きられれば大したものだ。
さあ二代目いっちゃうかー。
というところで迷いが…。
また同じものを買うことにとてつもなく躊躇…。
買い換えればまた同じ安定のサウンドに帰れるというのに…。
これは神が私に新たな道を開けと告げているのではないか?などというアホな思想がちらちらちらちらと…。
せっかく辿り着いた答えなのに…。
対バンしたギタリストからもよく良い音だって言ってもらえてるのにー…。
音作りよりも今は曲作りとかいろいろやんなきゃならないことあるのにー…。
そして、あんなに自分はアンプ直結派だと思っていたのにー…。
いや。
思っていたからこそ気になっていたのだ。
近年の歪みペダルが。
近年とはいってもOCDなんか大分前からあるわけだ。
さらに遡ること10年以上前、自分のアンプなんか持ってない頃はライブハウスに置いてあるRoland「JC120」にBOSS「BD2」で歪み作ってもうそれで満足してた。
あれからいろいろあって気づけば自分専用のアンプを買ってアンプ直結じゃないと嫌だとか言ってる。
つまり今また「いろいろ」が始まったということ。
思えば、壊れて同じ機材を買ったことなど一度もなかったな…。
むしろ、それを境に違うスタイルになっていったのを思い出した。
そして晴れてアンプ直結派からペダル派になりました。
癖なく太くクリーントーンを歪ませてくれます。
でもやっぱりアンプの歪みとは全然違う。
比べるとレンジがかなり狭い。
でも狭いながらもよく好まれそうな部分をチョイスしているのか、あきらかにペダル歪みっぽいジャンクさがあるのにずっと弾いていて飽きない。
他のペダルとブレンドされた時は相手に色を委ねてくれる。
優秀だ…。
未だベストセッティングは見つかっていないけど、おかげでリハスタでエフェクトボードを開くのが楽しみになった。
ライブ中も次はあれ踏んでこれ踏むんだよなと考えながらやるのが楽しい。
本来リスクでしかないはずなんだけどな。
ペダル派は足元も演奏のうちですから。
こうやって見てみると自分にとって、たかがペダルがライブに向かうモチベーションを保つ大きな役割を果たしているんだなーということがよくわかる。
でもおかげで欲しいものがすげー増えてめちゃくちゃ困っている久しぶりのギター少年です…。