7月27日 は何の日? | 今日も何かが…〇周年!!

7月27日 は何の日?

2011年7月27日は…


           『MOTHER』  発売  22周年!


■今日の分の発売がありましたので…
         
 発売のあった日  245日 / ブログ紹介開始から  250日 

            1年のうち発売があった割合(発売のあった日÷366日)は… 
                      66.9% になりました!
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発売がなかった日:1月2日、5月4日、5月5日、5月6日、5月9日
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GW-5  FC-77  GB-29  SFC-35  VB-2  N64-18  PP-3

PM-3  GBA-21  NGC-16  NDS-23  Wii-18  3DS-3
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今日も何かが…〇周年!!-FC   ファミリーコンピュータ用ソフト
     『MOTHER』
      

      

1989年7月27日(木)発売  任天堂  各4800円(税込)



●もはや説明不要の糸井重里氏が携わったRPG「MOTHER」シリーズの第1作です。「ドラクエ」に感動したのが制作のきっかけだったということですが、当時は『ドラクエⅢ』までが発売になり、『Ⅳ』が発売を控えている状況でした。本作の中でも「ドラクエのフォーやった?おれまだスリーでくろうしてるんだ。」というセリフがありましたっけ(リメイク版では変更されています)。もうRPGが当たり前になり、様々なRPGがファミコンで発売される中、現代を舞台にしたり、広大(すぎ)なマップがったり、お金の入手方法が振り込みだったり…異彩を放つRPGでした。



●任天堂はこれまでオリジナルで、ドラクエタイプのコマンドRPGを発売することがありませんでした(唯一『銀河の三人』がそうですが、これは移植なので)。オーソドックスになっていたこのスタイルで勝負してくるにはそれなりの個性が必要でしたが、それを補って余りある完成度でした。


糸井氏がかかわっているだけあってセリフの素晴らしさは際立っていましたが、演出も効果的でした。ムービーなどではないドット絵だけの世界での演出でしたが、セリフと音楽とグラフィックから来る雰囲気の相乗効果は素晴らしかったですね。マジカントに行ったときの異世界感、ライブハウスでの歌、女の子とのダンス…『MOTHER』のストーリーやイベントは「誰が死んだ」とか「世界が滅亡する」とかそういうわかりやすく派手なものがほとんどないのですが、牧歌的な中にも印象深いものが多かったです。



●音楽はムーンライダーズの鈴木慶一氏。それに任天堂の田中宏和氏のタッグでした。関連CDとしては『MOTHER オリジナル・サウンドトラック』として歌がメインで構成されたものと、その復刻版があります。中でもゲーム中に集めたメロディーとタイトル曲が元になった曲「Eight Melodies」は小学6年生用の音楽の教科書に掲載される快挙を成し遂げました。合奏用の楽譜だったんですが、単純ながら奥深いメロディーなのでピッタリだったんでしょうね。また、『MOTHER1+2』のサントラも発売されています。このゲーム、本当に名曲揃いなのですが、ゲームオリジナル音源の完全版は発売されておらず、ぜひ実現して欲しいところです。



●アメリカンっぽいこともあり、基本的にセンスのいい田舎っぽさにあふれていました。それが顕著だったのは有名な攻略本(といえる?)である「マザー百科」です。全くもって(いい意味で)無駄な作りで、観光ガイドブックのテイストです。正直言って、純粋な攻略本としては二見書房のものの方がマップなどもしっかりしているのですが、この「マザー百科」の作りは素晴らしく、『MOTHER1+2』の発売時には復刻されたほどでした。


マザー百科 (ワンダーライフスペシャル)
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これです。MOTHER製品はいつも「赤」!!


●売上は好評だったのですが、他の任天堂のソフトに比べるともう少しのびて欲しかったという感じでした。ですが、このソフトの果たした役目は大きく、いまだに糸井氏と任天堂とのつながりは深いですし、ポケモンの田尻さんも『MOTHER』に影響を受けたと語っています。スーパーファミコンでの続編は5年後『MOTHER2 ギーグの逆襲』が、『MOTHER3』はさらに12年後でゲームボーイアドバンスでの発売になります。2003年にはリメイク版『MOTHER1+2』がゲームボーイアドバンスで発売されました。



≪重箱の隅≫
●CDですが…一般流通で世に出たものの中で『MOTHER』の曲が収録されているものが、まだあります。「FAMICOM MUSIC BEST SELECTION」というCDに「ポリアンナ」「エイトメロディーズ」の2曲のアレンジバージョン(結構びっくりな感じ)が収録されているんですね。このCDはメーカーの垣根を超えてファミコンの名曲を収録するというコンセプトでした。


次に…SAKEROCKのアルバム「songs of instrumental」にはエイト・メロディーズがカバーされて収録されています。


また鈴木慶一氏の「Keiichi Suzuki:Music for Films and Games/Original Soundtracks」には『MOTHER』のサントラから4曲収録されています。


FC MOTHER マザー
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…と、こんな7月27日でした!
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明日は…ファミコンの他社参入ソフト第1弾です。
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≪つれづれ。≫
大技林のはなし。「大技林」はもともとファミマガから生まれた裏技集…もといウル技集です。多くのゲームファンがカタログ的に使うので有名ですが、データのミスが多いのも有名…。「広技苑」と名を変えて刊行されていましたが、最近はご無沙汰な感じでした。それがこのたび、復活することに!!しかもデータベースのCD-ROM付きです。膨大な量ですが、とりあえず使いやすいのでは・・・?と期待しています。ゲームの歴史も長いのでもっとこういう本があってもいいと思います。


全件検索可能CD-ROMデータベース付き 超絶大技林 2011年秋完全全機種版/金田一技彦
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7月30日ごろ発売です。