お知らせをいただき、東京銀座画廊美術館で開催されている
ねむの木学園の美術展に友人と行ってきました。
肢体不自由児のための養護施設の、本学園とのご縁は長いです。
ずーっと前から子どもたちの描く絵には魅かれていたんですが、
8年ほど前にエッセーを書く際、インタビューしたのがきっかけで、
学園長の宮城まり子さんとお話する中、不勉強ながらも
学園のことも少し理解できるようになり
毎年ここのカレンダーを愛用しています。
一昨年行った掛川のねむの木学園に設立されてる
ねむの木学園美術館。イタリアの田舎のような佇まいです。
さて、銀座の美術展
作家のきよみさんと目があって
おそるおそるご挨拶しました。そしたら
「知ってます。歌を歌ったね。運動会もきてくれたよね」
覚えてくださってたんです。
2008年にねむの木学園に遊びに行ったつもりが
まり子さんに促されて、広間で突然歌うことになって
2、3曲歌いましたっけ
びっくりしました。言葉をかわすの初めてだったし、
あんな小さな出来事を覚えてくださってたなんて。
気の遠くなる時間をかけて彼女は一つ一つ描きます。
そのあと、としみつくんと目があってあいさつをして、
そしたら彼が
「みどりさん。好きな言葉で『天は見ている』と
言っていましたね。良い事しても悪い事しても
神様は全部見ている、って。ラジオで聞いていて、
心に残ったから、それを言おうとずっと思っていました」
いつ、そんな事しゃべったか覚えていないのですが、
そんな一言をずっと私のために何年も
大事にしてくれていたことに胸がいっぱいになりました。
これはとしみつくんの代表作です。私もこの絵のタオル、
愛用しています。