3月4日にアラ40のメンバーで南相馬に行ってきました。
このBlogを始めてからまもなくして、震災があり、翌日からタイトルを
「被災地のみなさんへ」として今回で345回目の更新ですね。
その間、何かできることをと、1メッセージ=100円に換算して
募金を始めましたね。
時がたつにつれ、被災地のかたが求めておられるのはお金以前に
「気持ち」なんだ、ということがわかってきました。
募金の形は表にせず、応援だけは続けたいと、タイトルは
そのまま掲げて、忘れないように自分なりの想いを刻んでいます。
もちろん私だけではなく、アラ40のメンバーも同じです。
仙台まで新幹線、そこから車で約80分。
南相馬市役所の向かいに
「ゆめはっと」という立派なホールがあります。
お昼の釜飯弁当。
あったかくて、これがまた美味しいの~

2010年6月から始まった4人の
アラウンド40メモリーコンサートは
南相馬市で33回目。もう6年も続いているんです。

リハーサルも順調、
中西保志さん、沢田知可子さん、杉山清貴さん。
チームワークばっちりで本番を迎えます


4人のコーナーの後は、それぞれのコーナー。
みんな南相馬の人のためにいつもとは少し違うメニューで
ステージしていました。
でも空気は明るく和やか。
一緒に歌ったり、弾き語ったり、
私もお客さんも結構忙しいです(笑)

最後は「手をつなごう~ひとりぼっちじゃない~」を
お客様と一緒に。
震災すぐのコンサートから
ほとんどの土地で歌い続けているこの歌。
南相馬スタッフのイケメン5人が手伝ってくださいました。


最後に「春がきた!」と斉唱して。
みなさん心が強いからたやすくメソっとなんかしません
笑い声がこだまするコンサートホールで会場の全員が
隣り合わせになった人と手をつないでくださいました。
感無量でしtた。


南相馬市の代表駅の原ノ町駅。
常磐線仙台エリアにおける
Suica利用区域の南端であり、
この駅から
いわき方面への利用はまだできません。


翌朝仙台駅へ戻り、羽田から長崎へ移動しました。
この日はヴァイオリニストのNAOTOさんとジョイントコンサート。
南相馬では天気雪がちらついていましたが、長崎は気温20℃。
春のつぼみがふくらんでいました。
思わず客席に降りて「一歩一歩ずつ」を。
みなさんニッコニッコです


前述した震災直後のコンサートがここ長崎でした。
その時「手をつなごう~ひとりぼっちじゃない~」をこの長崎で
初めて歌ったことをおきゃくさまに話しました。
その時のお客様の一人が「この歌はずっと歌い続けてほしい」と
言ってくださったことから、五年間歌い続けてきました。
私は東京で地震を経験しましたが、みんな平静を装っても、
計画停電があったり、コンビニから食品が消えたり、
風評に振り回されて
実は不安でいっぱいだったんです。

こんな時に音楽などやってていいんだろうか?

それが長崎の穏やかな空気に包まれてやっとホッとしたこと、
今でも鮮明に覚えています。
そんな話を打ち明けながらコンサートは進み、ここでも
「春がきた!」と声をあげて、ひとつにつながりました。
長崎では美人スタッフさん3名のかたがご協力くださいました


アンコールはNAOTOさんに「虹の地球」と「サイレント・イヴ」で

ゾクッとするViolinを弾いていただき、
大盛り上がりで閉じたステージ。
初めて生声に触れたかたがほとんどだったと思いますが、
たくさんの方が握手会に並んでくださり
嬉しかったです
長与町のマスコット「ミックン」も一緒に
ごらんの通りNAOTOさん、金髪で足まっすぐのプリンス(笑)
その感性と技巧は素晴らしく、またご一緒したいなと
思いました。


南相馬のみなさん、長与町のみなさん、想い出に残る時間を
本当にありがとうございました。
被災地、といっていいのか、そこに生活されておられるかたは
そう呼ばれることを正直どう思っていらっしゃるのでしょう?
忘れずずっと応援していきたいけど、もっと、
心地よいやり方があるのかな、と考えたり。
帰村宣言をいち早くし、村の活性化に頑張っている
川内村にもまた伺いたいな、と思う今日このごろ。
ふるさとを大切に思う気持ちは全国共通ですよね
春よこいこい