7月4日 ラフレシアの花の前に実は行った場所がありました。
それは「セメンゴリハビリテーションセンター」という、
傷ついたり親を失った子供のオランウータンを森に返すための施設。
知ってました?
オランウータンて、ボルネオとスマトラ島にしか生息していないって。
ちなみにチンパンジーとゴリラはアフリカ、だそうです。
リハビリ中のオランウータンを物見気分で訪ねるのに、
ちょっと抵抗はありましたが、でもやっぱり野生に近い動物の状態を
見たくて(コースにも入っていた)Go!
オランウータンには全部名前がついていて、今は「リッチー」がボスで
30歳なんだとか。だいたい寿命は50歳後半。
「なかなか出てこないから今日は見れないかも」とガイドのユディさん。
ボスだけでなくオランウータン自体が現れない日もあるとのこと。
見れるといいなぁ
午前と午後一回ずつ決まった餌付けの時間があり、
9時半を狙ってたくさんの観光客がやってきました。
森の中を歩くこと15分、大きな餌付け場所を50Mほど離れた
「おーいご飯だぞー」みたいな伸びる声で数回よびかけますが
なかなか現れない
50人ほどの観光客が静かに(せよと前もって注意がありました)
待ちわびますが、私達を警戒しているのか、現われません。
20分経過
30分経過し、
「え~~今日は無理なのかなぁ」と不安になったころ
がさ、がさ、と葉と枝の揺れる音が遠くからして・・・
すこしずつすこしずつ色んな木の上から枝やロープを伝って、
3Dにオランウータンが餌場へ降りてきたり、
ちょっと遊んでいたり。気付けば7頭のオランウータンに逢えました。
私達はカメラと肉眼と両方のレンズに光景を収めるのに夢中
で、冷静になって細かいところを見ていると
いますいます欲張りなオランウータン(笑)
これはみどりウータンやね(笑)。↓
チンパンジーは動物も食べますが、オランウータンの主食は果物。草食。
だから、野生のオランウータンはバナナやドリアンや果物のある時期に
ごーっそり食べて「食いだめ」しておき、他の時期は草やきのこなどを
食べて、体内に貯めておいた脂肪を燃焼して
果物のない季節をしのぐのだそうです。
そして木の中で行動し木の上に寝床がある、「木上生活動物」。
だからね、
森がなくなるとオランウータンは生きていけなくなるんです。
「森を守ること」の大切さが今回やっとわかったみどりどんでした
そしてやっぱり実際に見ることは大切。完全の自然じゃなくても、
ああ、私達の原形はここなのかな、という懐かしさを覚えたことも事実。
人間たちだけじゃなく、たくさんの生き物と共存することで、この地球は
地球でいられるんだ、ということを、今ブログを書きながら感じています。
そしてついに、
ボスの「リッチー」が現れました、すごいオーラこれはオーロラ
きゃーリッチーじゃなかった、ラッキーもしもし!
顔の両側に頬だこ(フランジ)があるのがボスの特徴。
りっぱなフランジですねー!
そして、リッチーからブログをごらんのあなたにこう言いました、