いきなりですが、さて、これは何のための道具?
おお。なんやらぶっそうな
ペンチにハンマーがふたつ、赤いロープ・・・
筒には縫い針がびっしり
ちょっと怖い、この道具。なにやらマニアックな雰囲気も???
実は、
今日は年に一度のピアノの調律日でした
調律師の神田さんは、私のピアノの主治医です。
このピアノがやってきて、初めて診ていただいたのは1998年6月15日。
その日から毎年かかさず1年に1度、調律に来てくださいます。
ピアノをお持ちのかたならわかると思うんですが、
この12年もの間、いつしかピアノには薄い油性の膜ができてしまっており、
普通に拭いたくらいじゃ全然きれいにならない、
さりげなくガンコな汚れがついていました。
で、この日まずは汚れ落としから。
「ピアノ コンパウンド」という極細の研磨剤入りのクリームで拭きまくり。
私も髪しばってゴシゴシ
左が磨いた後で、右が作業前です。ほこりのように見えるのが、
油膜。「キッチンの煙とかが回ってきたんでしょう」とのこと。
確かに。ピアノの隣で焼肉パーティーしたっけごめんちゃーい
さぁ、本番の調律開始。
ここからが長い。さっきの道具を駆使して
なんだか音が聞こえてくるようでしょう?タラリラ~ン
神田さんのバッグの中身。
私にはとても持てないほどの重さです。
以前、カバンのファスナーが開いたまま電車に乗ってしまい、
通路にどひゃ~と広げたことがあったとか。
(えっなに、この人、どんな商売やってんの?!)
周囲の人が凍りついたとか(笑)。
1時半から7時まで、休憩もとらずに重労働をこなされた神田さん。
職人魂です。
そのおかげで、みどりどんのピアノには
軽やかな瑞々しい音が蘇りました。
ピアノ:「真面目にやんなさいよ」
7時すぎていたけど、
その後ちょっと練習しました(ちょっとかい)