日別朝夕大御饌祭 | 魁!神社旅日記

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■神宮(神道)まめ知識・・・日別朝夕大御饌祭
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7月の神宮では大きな祭典が行われていませんが、外宮では鎮座以来約1,500年余
かかさず毎日朝夕に、神様にお食事をお供えして、皇室の安泰、国家の繁栄、
五穀豊穣を祈る日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)が行われています。
神様へのお食事は神饌(しんせん)と呼ばれ、主食の米や、御塩(みしお)、鰹節、
魚、海菜、季節の野菜、果物がハイノキ科の常緑樹であるミミズバイ(神宮では
トクラベと呼ぶ)の葉を敷いた土器(かわらけ)の上に盛られ、それに加えて
清酒三献と御水が折櫃に入れられて運ばれます。
御米は神宮の水田(神田)、野菜や果物は神宮の畑(御園)より調製され、
御塩は御塩浜および御塩殿神社内で潮水から調製します。
神宮神田で生産された御米は、忌火屋殿(いみびやでん)でおこした忌火にて蒸され、
御水は毎朝、外宮神域内にある上御井神社(かみのみいの)からお汲みして神饌
として用意されます。
 神様のお食事を知る事で、皆様も今一度、食のあり方について考えてみては
いかがでしょうか。

 

(神宮メールマガジン 第183号より)