小さい子や漢字を覚えるのが苦手な子に、
公文の漢字カードを使った漢字の紹介の方法です。
用意するもの:公文の漢字カード 5~6枚
場所:机やじゅうたんの上
① 漢字カードを重ねて絵が描かれた面を上にして端に置く。
※子どもが左、右に大人が座るとやりやすいです。
机で行う場合も同じです。
② 一番上のカードを取り、子どもの前に置き、何がかいてあるか尋ねる。
大人 :これなに?」
子ども:くち!
大人:そうだね。よく知ってたね。
③ カードを裏返して漢字を見せ、声に出して繰り返し読む。
大人 :あのね、これも「くち」なの
こども:くち
大人 :そう、「くち」
こども:くち
大人 :くち
こども:くち
④ カードを左上に置く
⑤ 右端においてあるカードの一番上のカードを取り、子どもの前に置き、何が書いてあるか尋ねる。
大人 :これなあに?
子ども:め!
大人 :そうだね、目だね。よく知ってたね。
⑥ カードを裏返して漢字を見せ、声に出して繰り返し読む。
大人 :あのね、これも「め」なの
こども:め
大人 :そう、「め」
こども:め
大人 :め
こども:め
⑦ 紹介が終わったら左上から並べていく。
⑧ すべて並んだら、もう一度声に出して読む。
大人 :これは「くち」
子ども:くち
大人 :これは「め」
子ども:め
:
:
大人 :これは「あし」
子ども:あし
※本当に小さい子や、漢字の形と意味を一度に結び付けることが難しい子は、ここまでを期間をあけて何回か繰り返し行ったほうがよいです。
【片づけ方】
① 大人がカードを1枚絵が描いてある面に返し、残りを子どもが返す。
② 大人が言ったカードを子どもに集めてもらう。
大人 :今から言うカードを渡してね。「目」
⑨ 大人が言ったカードを子どもに指さしてもらう。
※最初は左から順番に尋ねるのががいいです
大人 :今から言うのを指さしてね。「くち」
子ども:(指さす)
大人 :そうだね。
大人 :「め」
:
:
⑩ 子どもが読めたら少しバラバラにして、大人が言ったカードを子どもに指さしてもらう。
大人 :よくできたからバラバラにするよ。
じゃあまた、言ったのを指さしてね「て」
子ども:(指さす)
大人 :そうだね。
大人 :「め」
:
:
⑪ 子どもが十分に慣れるまで、場所を変えて繰り返す。
指さしてもらったり、手前に置いたり、手のひらにおいたりしてバリエーションを変える。
大人 :じゃあ、もっとバラバラにするね。
今度は、私が言ったのをここ(手のひら)においてね。
⑫ 子どもがもういいと言ったら片づける。
【片づけ方】
① 大人がランダムに言ったカードを漢字の面のまま子どもに取ってもらう。
大人 :私が言うのをここに置いてね。「あし」
※カードは5、6枚がよいです。