予選のEverythingの歌唱で視聴者推薦を勝ち取って日本代表の座を射止めた谷川まき子さん。
 
決勝は97.752点と練習通りの結果が出たとは言えなかったかもしれません。
 
予選の推定チャートは
 
 
音91安95表90リ99V97L 計472 98.328点(ボ1.097点)
 
安定95点が予選通過の原動力となりました。
 
表現力は90点ですが、抑揚68点と抑揚で大きく減点されていることを考えると新加点をしっかり確保したことも予選通過ラインを超える事に大きく貢献しました。
 
決勝では瞳をとじてを歌いました。
 
予選のEverythingは前奏と後奏を除いた演奏時間が6分21秒と非常に長く、表現力を狙いやすい曲でした。
 
瞳をとじてもEverythingほど長くはないものの、5分1秒と表現力をしっかり確保できるに十分な曲を選び、点数も狙える選曲が出来ていたと思います。
 
しかし、点数は97.752点と思ったほど伸びず、ご本人もどこでミスをしたのか気にしているかもしれません。
 
虹16金15赤4青0
し50こ23フ0
 
音程は予選よりも高く92~93%程度だと思われます。
 
予選ほど点数が伸びなかった理由は新加点の取れ具合が予選ほどではなかった事だと思います。
 
予選は抑揚が68点なので、決勝でそれ以上大きく下がる事はほぼ考えられません。
 
新加点はアクセントもハンマリングも物足りない数字となっており、ヒーカップは予選決勝とも非常に多く入っていました。
 
谷川さんの歌唱で気付いた方も多かったかもしれませんが、谷川さんは非常にパワフルな歌声が持ち味です。
 
スタジアムだとそういうパワフル系は抑揚が取りやすかったですが、音の変化に敏感なAiだと抑揚が中々取れません。
 
谷川さんはマイクを動かして、出来るだけ音の大きさを平均化しようと試みていましたが、それでも予選では抑揚68点と点数が出ませんでした。
 
スタジアム時代は、低音を離して、強く歌う高音でマイクを近付けるという通常のマイキングと逆の操作をしなければ抑揚が出ないという傾向もありましたが、Aiは普通の歌い方と同じマイクの動かし方をした方が抑揚が出しやすいです。
 
カラオケバトルのスタッフはマイクを動かすことを極度に嫌がります。
 
スタジアム時代の歌のセオリーとは逆のマイキングに拒否反応を示すのは分かりますが、強い所を離すのは別に問題視することはないと思います。
 
スタジアム時代のような歌として成立しないようなマイコンはNG、より良い歌にするためのマイコンはOKという認識になればいいなと思います。